『ラ・ラ・ランド』ジョン・レジェンド、コメント公開 「願ってもないチャンスだった」

 2月24日に公開される映画『ラ・ラ・ランド』より、新場面写真とジョン・レジェンドのコメントが公開された。

 本作は、第74回ゴールデングローブ賞にて歴代史上最多となる7部門を受賞し、第89回アカデミー賞では最多13部門14ノミネートを果たしたデイミアン・チャゼル監督によるミュージカルエンターテイメント。夢追い人が集まる街ロサンゼルスを舞台に、エマ・ストーン演じる女優を目指すミアと、ライアン・ゴズリング演じるジャズピアニストのセバスチャンが出会い、恋に落ちる模様を描く。

 アーティストが抱く社会生活と仕事のジレンマを描く本作には、グラミー賞シンガーで、『グローリー/明日への行進』の主題歌でアカデミー賞を受賞したジョン・レジェンドが、ミュージシャン役で出演している。彼が演じたのは、バンド“ザ・メッセンジャーズ”のリーダー・キース役。人気が急上昇してきた自分のバンドにセバスチャンを参加させる役割を担っている。

 プロデューサーのひとり、フレッド・バーガーは、レジェンドのキャスティングは最初、夢のような話だったという。「この映画は常に夢の世界に存在しているようなものだったから、キャスティングに関しても現実的ではないオファーをしたんだ。それで、まさかいい返事がもらえるなんてね。スケジュールの観点から言っても、ジョンは色んな作品に取り組んでいたし、出演してくれるだなんて思ってもみなかったよ。オファーを承諾して、十分なやる気と情熱をもって参加してくれたんだ。とても親切で一生懸命だし、すごく堅実な男だったからね、映画の雰囲気にもよく馴染んでいたよ。音楽の面で、彼が素晴らしいものを僕らに見せてくれることはわかっていたよ。でも、演技という点では、ライアンに劣らない演技力が必要だった。そこで僕らは彼が生まれ持つ才能に圧倒されたよ。映画では歌だけじゃない、彼の色んな面を目にすることになると思うよ」と語る。

 一方、レジェンドは「本業であるミュージシャンに通ずる役の中で、俳優としてキャリアを積みながら自分の幅を広げていけるなんて、願ってもないチャンスだったと思ったんだ。才能ある監督が指揮を執り、なおかつ素敵な俳優陣と共演できるこの映画で、ミュージシャンを演じられるってところに惹かれたんだ」とコメント。

 劇中のキースとセバスチャンの対立もまた、レジェンドを引き付けた理由のひとつだったという。「キースは“50年も前のものをただ守っていくだけじゃなくて、学んだことを活かして今の時代に合ったものを創り出そう”というスタンス、一方でセバスチャンは『伝統に忠実にいこう』という真逆のスタンス。それでもキースは、セブのそんな相容れない部分は置いておいて、優れた才能を自分の音楽に取り入れたいと願うんだ」と語る。また、レジェンドにとって、ライアンと1対1で共演できるチャンスはとても喜ばしいものだったという。「ライアンは、今活躍している中でも最高の俳優の一人だろ。だから本当に謙虚な思いで撮影に臨んだんだ。彼にはとても助けられたし、支えられもしたよ。ライアンが励ましてくれて、『大丈夫、俺ならできる』って気持ちになったからね」とライアンへの思いを語った。

 “ザ・メッセーンジャーズ”の楽曲『Start A Fire』を制作し、レジェンドはキャラクターへの理解をさらに深めたという。「面白いことに、セバスチャンとキースがどんな音楽をやりたいのか模索するその間に、この歌はどんどん変化していったよ。セバスチャンは、どこまでならポップミュージックの要素を入れてもいいか、どこまでなら自分のやりたい音楽を妥協できるか、という葛藤に悩まされるんだ」とレジェンドは話す。それに対しライアンは、「ジョンにとっても自分の現代的なサウンドをこの映画に持ち込むのはとても難しいことだったんだ。音楽的にもその迫力的にも、この映画の雰囲気とはマッチしない可能性があったからね。でも、実際には映画の雰囲気を壊すどことか、ジョンが作ったのは僕のキャラクターが経験する葛藤をより複雑なものにしてくれるような素晴らしい曲だったんだ」とレジェンドに賛辞のコメントを送った。

 レジェンドが制作に参加し劇中で“ザ・メッセーンジャーズ”が一躍有名になるきっかけとなった曲『Start A Fire』は、『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』にも収録されている。 

 

 

 

 

 

 

 

『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』(La La Land (Original Motion Picture Soundtrack)

■販売情報
『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』(La La Land (Original Motion Picture Soundtrack)
発売日:2月17日
品番:UICS-1322
価格:¥2,500 (税抜)+税
発売・販売元: ユニバーサル ミュージック合同会社

■公開情報
『ラ・ラ・ランド』
2月24日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ
提供:ポニーキャニオン/ギャガ
配給:ギャガ/ポニーキャニオン 
(c)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

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