坂本浩一監督『破裏拳ポリマー』復活の理由明かす 追加キャストのコメントも
溝端淳平主演『破裏拳ポリマー』より、監督による解説映像と新キャストのコメントが公開された。
本作は、「ガッチャマン」「キャシャーン」などのヒーローを生み出したタツノコプロが、創立55周年記念作品として製作したSFアクション。元ストリートファイターで探偵の主人公・鎧武士(よろいたけし)が、奥義“破裏拳”を駆使して悪と戦う模様を描く。
この度公開された特別映像では、坂本浩一監督による『破裏拳ポリマー』の解説と共に、アクション場面やメイキング映像が映し出されていく。坂本監督は、本作の制作について「(SFである原作)アニメをそのまま再現するのは難しい。だが、元々ポリマーが持っている個性を生かし、昔を知っている方、新しくご覧になられる方、両方が楽しめるリアルアクションを目指した」と語る。
また、カンフーを基調としたアクションシーンについては、「私もアクション出身ですし、破裏拳流の特徴からどういう拳法なのか追求し、映画で再現しました」と説明する。
あわせて、追加キャストとして、長谷川初範と神保悟志の出演も発表された。長谷川は、山田裕貴が演じる来間譲一の直属の上司で、鎧武士の過去を知るベテラン刑事部長・土岐田恒役を演じ、神保は警察組織のトップである警視総監・八城章人役を務めている。
長谷川初範 コメント
噂の坂本監督の作品に出演することとなりまして、アクションに備えて、いつもより一層身体の柔軟、ウエイトトレーニングにも励んで参りました。いざ、台本を開けると残念ながら今回はアクションはないのでした?!(笑) しかし、若さ溢れる主役の溝端淳平くんが、もう数ヶ月も前から鍛え上げた肉体で存分に皆さまにお見せ致します!撮影現場では、噂どおり坂本監督持ち前の運動神経抜群な軽いフットワークで明るく!もう一緒に居るのが楽しくてしょうがなくなります!こんな60歳を超えた俳優でも今だに一度は坂本監督作品でアクションをしてみたい誘惑にかられるほど「SAKAMOTO」ブランドのアクション映画は魅力的なのです。
神保悟志 コメント
タツノコプロのアニメと言えば、私達世代にとっては、語り尽くせない程の思い出のあるものです。アメコミ的な画風と魅力あるキャラクター。「キャシャーン」「ガッチャマン」「ヤッターマン」と、どの作品も夢中になって観たものです。中でも「破裏拳ポリマー」はその特異なキャラクターとブルース・リー的なアクションに、中学生だった私は、アッと言う間に引き付けられました。そんな「ポリマー」の実写版に自分自身が出演できるとは……。役者冥利に尽きます。
■公開情報
『破裏拳ポリマー』
2017年5月、新宿バルト9ほか全国ロードショー
出演:溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜
原作:タツノコプロ
監督:坂本浩一
脚本:大西信介
配給:KADOKAWA
(c)2017「破裏拳ポリマー」製作委員会
公式サイト:polimar.jp