声優・石田彰『昭和元禄落語心中』の七変化ーー青年、老人、女役までこなす“神業”に迫る
現在の放送では、1期の冒頭から10年ほどの歳月が経ち、ロマンスグレーから白髪になった老人・八雲。二代目助六を失った喪失感からか、どこか人生を諦めたような哀愁が漂っているものの、相変わらず抜群の存在感を放っている。今回は「助六再び篇」ということで、八雲の出番は少ないだろうが、1期の「死神」を超えるよう石田の演技に遭遇できるか、少しばかりの期待を胸に、視聴を進めたい。
■まにょ
ライター(元ミージシャン)。1989年、東京生まれ。早大文学部美術史コース卒。インストガールズバンド「虚弱。」でドラムを担当し、2012年には1stアルバムで全国デビュー。現在はカルチャー系ライターとして、各所で執筆中。好物はガンアクションアニメ。
Twitter:https://twitter.com/manyotaso
■放送情報
『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』
毎週金曜26:25~26:55 TBSにて放送
キャスト:関智一、石田彰、小林ゆう、関俊彦、山寺宏一、林原めぐみ ほか
公式サイト:http://rakugo-shinju-anime.jp/