ミア・ハンセン=ラヴ最新作『未来よ こんにちは』公開決定 イザベル・ユペールが主人公に

 第66回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「Things to Come(英題)」が、『未来よ こんにちは』の邦題で2017年3月下旬に公開されることが決定した。

 

 本作は、『あの夏の子供たち』『EDEN/エデン』のミア・ハンセン=ラヴ監督最新作となる人間ドラマ。バカンスシーズンを前にして突然夫から離婚を告げられた哲学教師ナタリーが、次々と起こる想定外の出来事にうろたえても立ち止まらず、未来を信じて突き進む模様を描き出す。

 主演は『ピアニスト』『母の残像』のイザベル・ユペール。ハンセン=ラヴ監督はユペールを想定して脚本を書き上げたという。共演には、『偉大なるマルグリット』のアンドレ・マルコン、『EDEN/エデン』のロマン・コリンカ、『ホーリー・モーターズ』のエディット・スコブらが名を連ねる。劇中では、シューベルトの「水の上で歌う」、映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でおなじみの「アンチェインド・メロディ」や、ウディ・ガスリーの楽曲などが使用されている。

 あわせて公開されたポスタービジュアルには、“自分のために花を買う”の文字とともに、ユペール演じるナタリーが花を挿した花瓶を手にした姿が捉えられている。

■公開情報
『未来よ こんにちは』
2017年3月下旬 Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラヴ
出演:イザベル・ユペール、アンドレ・マルコン、ロマン・コリンカ、エディット・スコブ
協力:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ユニフランス
配給:クレストインターナショナル
2016年/フランス・ドイツ/102分/カラー/1:1.85/5.1/原題:L'AVENIR/英題:Things to come
(c)2016 CG Cinema · Arte France Cinema · DetailFilm · Rhone-Alpes Cinema
公式サイト:crest-inter.co.jp/mirai

関連記事