冴えないおじさん上司に裏の顔が……? パッション溢れるパンクストーリー『冴えない上司と思ったら』

荒々しいサウンドと飾り気のないストレートな言葉。パンクロックが多くの人の心をつかんできた理由は、そうした剥き出しの感情にあるのかもしれない。Xに投稿された漫画『冴えない上司と思ったら』は、そんなパンクスピリッツが詰まった内容になっている。作者のゲンキダウンさん(@genkidown)に、本作のこだわりや歌詞の作り方などについて話を聞いた。(望月悠木)
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12ページ以内で収めたい
――「さえない上司の意外過ぎる一面を発見する」という物語でしたね。
ゲンキダウン(以下、ゲンキ):「パンクのアティテュード」「家庭を守るために頭を下げる、でもカッコいい親父」を描きたいと思って制作しました。
――さえない中年男性のギャップを描きたかったのですね。
ゲンキ:そうですね。昔描いた『グラインド委員長』(ナンバーナイン)のように、「冴えない、おとなしい人物が実は…」というお話が好きなんです。
――磯部の娘に誘われて和田が磯部のライブに足を運ぶ、という流れでストーリーが展開されていきました。
ゲンキ:まずはライブシーンで歌われる曲の歌詞から考えました。その後、前後の展開を組み立てていった感じです。
――パンクロックの曲のように、疾走感のある作品でした。ページ数のこだわりもあったのでは?
ゲンキ:とにかく12ページ以内で収めたいという思いはありました。プロットの時点ではもう少し長かったのですが、冗長だったので、結構なシーンをカットしています。
――どういったシーンをカットしたのですか?
ゲンキ:プロットの時点では、冒頭に和田が仕事ができるアピールをするシーンがあったのですが、テンポが悪くなると判断したのでカットしました。逆に、痴漢が係長の娘の胸を触るシーンや係長がベースで痴漢を殴るシーンなどは、あとで追加されたものです。
――磯部や和田など、登場人物はどのように作り上げましたか?
ゲンキ:係長は別のパンク漫画で出てきた主人公をそのまま使用しました。和田は手癖で描いた感じですが、野心にあふれる感じにしたかったので切れ目にしました。
――ちなみに、磯部のバンドがスリーピースで、また磯部がベースボーカルを担っていました。参考にしたバンド、ミュージシャンはいましたか?
ゲンキ:パンクではないのですが、Motorheadや人間椅子、八十八ヶ所巡礼など、ベースヴォーカルのスリーピースバンドが好きなので、こういった設定にしました。
――荒々しいながらも、家族愛を歌っている『ファミリア』ですが、歌詞の決め方は?
ゲンキ:とにかくパンク的なストレートなものにしたかったので、きらびやかな装飾は加えず、直情的な表現にしました。
――最後に今後の活動目標など教えてください。
ゲンキ:今後もイベントやSNSで積極的に作品を公開していく予定です。またXなどをチェックしてもらえれば嬉しいです。






















