『爆弾』の呉勝浩による最新長編ミステリー『蒼羽さん事件』刊行 未解決事件を追うノンフィクション作家の物語

呉勝浩『蒼羽さん事件』10月21日刊行

 呉勝浩の最新長編『蒼羽さん事件』が、10月21日に中央公論新社から刊行された。

 『爆弾』などで知られる呉勝浩による、未解決の女子高生殺害事件を題材にした長編ミステリー。被害者のものと思われるSNSに残された「チョウチョのところ19」という言葉を手がかりに、ノンフィクション作家が事件を追う。

 物語は、ひとりの女子高生が失踪し腐乱死体で発見されるところから始まる。複数の援助交際をしていた男が最有力容疑者とされるもアリバイが成立し、捜査は暗礁に乗り上げる。それから約十年後、あるノンフィクション作家が被害者のSNSアカウントらしきものを知り、事件前日の意味深な投稿に着目して取材を進めていく。

 著者の呉勝浩は、1981年青森県八戸市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞しデビューした。2018年『白い衝動』で大藪春彦賞、2020年『スワン』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。『爆弾』では『このミステリーがすごい! 2023年版』『ミステリが読みたい! 2023年版』でともに第1位を獲得している。

 発売に先がけて、中央公論新社の会員制サービス「中公読書倶楽部 本の森」では、本作を9月18日から10月15日まで期間限定で公開。公開開始後は会員登録が急増したという。

 また刊行を記念し、11月5日にジュンク堂書店池袋本店で芦沢央をゲストに迎えたトークイベントが開催される。同世代のミステリー作家二人による創作論に加え、本作の舞台に「池袋」を選んだ理由や、芦沢央の最新作『ハザードランプ』についても語られる予定だ。

■書誌情報
『蒼羽さん事件』
著者:呉勝浩
価格:2,310円(税込)
発売日:2026年10月21日
出版社:中央公論新社

■イベント情報
『蒼羽さん事件』刊行記念トークイベント
日程:2026年11月5日 19:00~
場所:ジュンク堂書店 池袋本店
ゲスト:芦沢央

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