『ONE PIECE』ブルックの口癖「パンツ見せて貰ってもよろしいですか?」の真意とは? 最新動向の注目ポイントを解説
※本稿は『ONE PIECE』最新話までのネタバレを含みます。連載を未読の方はご注意ください。
エルバフにて、イムや神の騎士団と麦わらの一味が交戦を続ける最新『ONE PIECE』第1195話。一味のクルーがそれぞれ行動し、着々と世界政府の強者たちに勝利する準備を進めているように感じる。
今回はエルバフでの激闘が続く『ONE PIECE』の注目ポイントについて、ワンピース研究家の神木健児氏に、話を聞いた。
「まず気になったのは、記憶が戻ったと思われるシュリ姫が、まだ軍子と名乗っていることですよね。記憶が蘇ったことで情報量が多くて、実際に混乱しているというのもあると思います。でもそれだけではない感じで、彼女の記憶のなかには、イムに『生きたい』と言っている描写もありました。イムへの懇願が何を意味するのかはまだ判明していませんが、彼女はこの行動に後ろめたさを感じているのではないでしょうか。完全な被害者であればシュリ姫と名乗れると思うので、例えば何らかの理由があって、お願いして支配下についたとか。単純に命乞いをして、泣く泣く支配を受け入れたとか。そういった胸を張れない、少なくとも彼女はそう感じているような事情があるんだと思います。自分がシュリ姫だと明かさず軍子のままでいた方が、ブルックが幸せだと考えているのでしょう。最後は記憶を完全に取り戻しブルックとも和解してほしいですが、そのトリガーになるのは何なのかも重要です。個人的にはブルックの口癖でありギャグシーンでもよく使われている、『パンツ見せて貰ってもよろしいですか?』なんかがそのトリガーになったら、熱いなと思っています」
フクロウの図書館の館長・ビブロが、代々受け継ぐ“道具”と“手紙”。それらに関係する人物として、800年前に生きた“まさかの人物”の名前が飛び出した。
「ビブロが受け継ぐ“道具”と“手紙”に、リリィが関係していると明かされましたが、リリィの存在がここに繋がるのかとびっくりしましたね。マリージョアを出てからアラバスタに帰ることはなかったリリィですが、まさかエルバフにいたとは。アラバスタとエルバフも、国としての繋がりがあるのが見えてきました。リリィがエルバフにて遺したと思われる手紙には、ビブロが代々受け継いでいる道具についてのことが書いてあるはず。“武器”ではなく、“道具”と言っているのが気になりますよね。ビブロの言い方では『今』開ける必要がありそうでした。神の騎士団やイムと激戦を繰り広げている『今』ということでしょうか。実際に見たロビンやチョッパーはピンと来ていない様子だったので、わかりやすい武器ではないんだと思います。『逆境をひっくり返す道具』と聞いてまず頭に思い浮かぶのが、エッグヘッドにて五老星を退けた『ジョイボーイの覇気を結んだ縄』ですよね。この縄のように、リリィの力のようなものが込められた道具があるのか。また、『太陽石(ペインター)』のような、エルバフ特有の道具である可能性もあります。エルバフに住む人々も詳細を知らない、3000年前から存在する科学施設を、起動させる道具である可能性も。世界の歴史の真実が紐解かれる、もしくは勝ち筋が見えないイムを退ける助けになる道具であることに、期待です」
覇王色覚醒に苦戦するサンジの脳裏に、封印した記憶が蘇ったが……。
「ゾロが覇王色を本当の意味で覚醒させることを、言葉で手助けしたのはミホークでした。サンジの場合、それがイワンコフになりそうです。ミホークもイワンコフも、ふたりが2年を費やした修行期間の師匠なので、納得の人選ですよね。覇王色覚醒の足を引っ張っていると思われるサンジの『自虐』は、彼の良いところでもあります。特にホールケーキアイランド編では、そこがサンジの優しさとして描かれていました。彼の優しさをすべて失くすべきとは思えないのが、難しいところ。イワンコフの話すサンジの“弱点”も、この辺りの精神面の話だと思いますが、やっぱり思いやりを失くせということではおそらくないですよね。イメージで言うと、チョッパーが仲間を守るために『怪物』になったような感じでしょうか。仲間のために強くなる形で精神を研ぎ澄ませられれば、サンジももう一段階強くなれそうな気がします。ゾロの覇王色覚醒には一話丸々使われたので、サンジの覚醒も一話丸々使ってかっこよく描いてほしいです」
不老不死の肉体と圧倒的な強さで、エルバフを蹂躙していた神の騎士団とイム。麦わらの一味が、彼らを打ち負かす瞬間が待ち遠しい。























