大藪春彦新人賞作家・浅沢英の最新作『ジオフェンス 蔦谷昂一郎の捜査録』刊行 “規格外”の弁護士が活躍するミステリ

 第5回大藪春彦新人賞作家・浅沢英による最新作『ジオフェンス 蔦谷昂一郎の捜査録』が、5月13日に徳間書店より発売された。

 本作は、テクノロジーを駆使した最先端の犯罪に、知力とフットワークで挑む若き弁護士・蔦谷昂一郎を主人公に据えた書下しミステリ。「裁判はしない」をモットーに、誤認逮捕などをきっかけに事件解決へと動く“規格外”の弁護士像を描く。

 著者の浅沢英は1964年生まれ、大阪市出身。『萬』で第5回大藪春彦新人賞を受賞し、ピカソをデータ化して贋作をつくり売るというデビュー作『贋品』が各メディアで紹介された。本作は2作目となる。

著者コメント

テクノロジーが身近になった現代、警察組織も気づかない最先端の犯罪を解決に導くinvestigator(インヴェスティゲーター=探偵)として、知識豊富で、理論家で、推理好きの若き弁護士、蔦谷昂一郎が活躍する物語です。表題作『ジオフェンス』では、読者の皆さんのすぐそこにあるテクノロジーを利用して犯人に挑みます。蔦谷を応援していただければ嬉しいです。(浅沢英)

各話紹介
第一話:トワイライト・ゲーム
〈品川ふ頭殺人事件〉
自分の顔が犯罪者に使われたら?
祖母に会うためブラジルへ出発する予定だった大沼。だが突然死体遺棄容疑で逮捕される。誤認逮捕を疑った弁護士の蔦谷は弁護を引き受け、誤解を解く材料を探しに走る。

第二話:ランドクロス
〈海岸道路暴走事件〉
あなたの車がもしコントロールされていたら?
猛スピードで車を爆走させ、対向車線にはみ出てオートバイと接触後、崖下の海に転落し死亡した遠藤。保険会社は自殺の可能性もあるとみている。車が新車だったことに疑問を持つ蔦谷は動く。

第三話:ジオフェンス
〈金塊強奪・拳銃殺人事件〉
犯人を追い詰める目に見えない境界線とは?
金塊強奪事件の犯人グループの一人山崎アルベルトが保育園に立てこもった。捕まった弟は金塊強奪とは無関係だとわめき、蔦谷に捜査させるよう要求。蔦谷は現場へ向かう。

第四話:ゴー・バック
〈アルバイト従業員失踪事件〉
完全に他人に成りすます方法、あります。
東京にいるはずの息子が、3月、小樽市で車に轢かれ死亡した。
10月に小樽へ引っ越していたようだが、12月まで東京でアルバイトをしていたという。一体誰が亡くなったのか蔦谷に捜査依頼が入る。

■書誌情報
『ジオフェンス 蔦谷昂一郎の捜査録』
著者:浅沢英
価格:2,200円(税込)
発売日:2026年5月13日
出版社:徳間書店

■既刊情報
『贋品』
著者:浅沢英
価格:935円(税込)
発売日:2025年10月
出版社:徳間書店

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