『Dr.STONE』原作者がXで“裏解説”FAQを投稿 「SAIはあの数字だけでプログラム書けるの?」

 『Dr.STONE』の原作を手がける稲垣理一郎が、アニメ第4期「Science Future」第3クールの放送進行にあわせ、自身のXで“裏解説”ともいえるFAQ(よくある質問と回答)シリーズを再び更新している。

 第3クールでは、千空とゼノの最強タッグによるロケット開発が本格始動。ジェットエンジンを搭載したミサイルでスエズ運河の流木を爆破し、一気に数学の街・インドへと上陸。そこで龍水の兄弟にあたる天才数学使い・SAIを復活させる展開となり、科学王国は月面着陸計画に必要な「数学力」を手に入れようとしている。

 そんなSAIについて「あんな数字でプログラムなんて書けるの?」という質問に、稲垣は「コンピューター黎明期。普通はアレをもう少し人間語っぽくした、アセンブラというのを使っていましたが……(僕もそれを使ってました)」と回答。そのうえで「当時から、直接数字で書いてた超人たちもいました!」と補足した。SAIの描写が荒唐無稽なファンタジーではなく、黎明期の実在のプログラマー像に根ざしていることが、キャラクターの説得力を支えている。

 また、スエズ運河の障害物をミサイルで爆破する展開について、「徒歩ではるばる行って爆破すればよかったのでは?」という問いへの回答は、「チェルシーの意見『直接乗って爆破するのも危なそう』が論拠ですが、いずれにせよ試射は必要だったので」ときっぱり。さらにゲンの視点として「まあそうかもだけど、やりたかっただけでしょ龍水ちゃんと千空ちゃんが……」という一言も添えられており、キャラクターの性格まで含めた多層的な理由づけが、ファンの納得感を支えている。

 加えて「SAIと龍水は二人兄弟ですか?」という質問には、「いいえ。七海一族に、他にも何人かのきょうだいがいます。なぜ二人でしか出てこないのかは、次回をごらんいただければ」と、次回以降の展開を匂わせる回答も飛び出した。

 ほかにも超合金のクラフトや蛍石の産地など細かな疑問が拾い上げられており、「石化の謎、ホワイマンの正体は明かされますか?」という問いに「はい。全て。」と返した投稿も。

 最終章に突入し物語のテンポが加速するなかで、“裏解説”の存在は視聴者がさらに世界観を楽しむためのセカンドテキストとなりつつある。月面着陸というクライマックスに向け、作者自身による補助線がどこまで引かれていくのか、今後のFAQからも目が離せない。

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