朝井リョウ『どうしても生きてる』新カバー版刊行 本屋大賞受賞で再注目
朝井リョウ『どうしても生きてる』(幻冬舎)の新装版が2026年4月に発売された。
『イン・ザ・メガチャーチ』(日本経済新聞出版)の本屋大賞受賞により、改めて注目が集まる朝井リョウ。朝井の代表作のひとつである『どうしても生きてる』が、新カバーにて展開決定。
死んでしまいたい、と思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない(「健やかな論理」)。家庭、仕事、夢、過去、現在、未来。どこに向かって立てば、生きることに対して後ろめたくなくいられるのだろう(「流転」)。あなたが見下してバカにしているものが、私の命を引き延ばしている(「七分二十四秒目へ」)。
社会は変わるべきだけど、今の生活は変えられない。だから考えることをやめました(「風が吹いたとて」)。尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が映されているような気がした(「そんなの痛いに決まってる」)。性別、容姿、家庭環境。生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない(「籤」)。本書はこれらの六編が収録された短編集。
幻冬舎文庫公式SNS(@GentoshaBunko)では、新カバー展開にあわせて“毎日投稿企画”を実施中。作中の印象的な一節が日々紹介されている。
■書誌情報
『どうしても生きてる』
著者:朝井リョウ
価格:1,760円(税込)
発売日:2019年10月10日
出版社:幻冬舎