紅茶もカレーも帝国の産物? 大英帝国の影響を解き明かす『盗まれた歴史』刊行

 サトナム・サンゲラ著(工藤博海訳)『盗まれた歴史 大英帝国は私たちの世界をどう作ったか』(飛鳥新社)が2026年2月27日に発売された。

 本書はイギリスで刊行されたサトナム・サンゲラ著『STOLEN HISTORY』の邦訳版。サトナム・サンゲラは『サンデー・タイムズ』紙のベストセラーとなった『Empireland』を手掛け、ベイリー・ギフォード賞(ノンフィクション部門)の候補作入りを果たし、2022年にはブリティッシュ・ブックアワード(Nibbies)でノンフィクション・ナラティブ部門の年間最優秀賞を受賞している。

 「なぜ自分はここにいるのか?」移民二世である著者が自身のルーツをたどるなかで見えてきたのは、シャンプー、カレー、紅茶、コカ・コーラなど、私たちの身近なものの多くが“帝国”を起源としているという事実だったという。

 イギリスの子どもたちに向けて語られた本書は、差別や収奪、歴史修正の問題をわかりやすく解説。「大英帝国とはいったい何だったのか?」「それほど大きな歴史的出来事だったのに、なぜ私たちはあまり知らない?」「私たちの博物館の展示品はみんな盗まれたもの?」「帝国は私たちの町や都市、地方をいかに形作ったか」といった全7章で構成される。

■書誌情報
『盗まれた歴史 大英帝国は私たちの世界をどう作ったか』
著者:サトナム・サンゲラ
翻訳:工藤博海
価格:1,760円(税込)
発売日:2025年2月27日
出版社:飛鳥新社

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