「こち亀」はスマホを予言していた? ハイテク製品開発に意欲を燃やす社長・電極スパークの斬新アイデア
ハイパージュニアデスク
子供用に開発したのがハイパージュニアデスクだ。「デスクサポートネットワーク」という都内の有名学習塾と電話回線でつなぎ、タブレットなどを用いてオンライン授業ができる。さらに全国テストも受けることが可能だった。
脈拍や心拍数などのデータを計測し記録できる装置も付き、インターネットも可能。「受験モード」では、受験講座の倍速ビデオ、睡眠学習などもできる。この「デスクサポートネットワーク」が大受けし、一家に一台レベルで売れていった。
全ての機能がついたデスクはなかなか難しく実現されていないが、「ネットで授業を受ける」という発想は、一般的になっているといえるだろう。
マルチペンケース
ペンケースにノートパソコンを搭載させ、インターネットに対応。また、光通信で同じペンケースを持っている人物と情報通信することができる。
さらに電話をかけることも可能だった。この機能は、現在のスマホに極めて酷似している。
電極スパークの開発したものは、かなりぶっ飛んでおり、現代でも完全再現は難しい物が多い。しかしその発想やアイデアは確実に現実のものになりつつあるのだ。