『ドラえもん』 『名探偵コナン』 『ちびまる子ちゃん』人気キャラが住んでる家、いくらで買える?
ドラえもんやちびまる子ちゃん、漫画の連載当時では普通に見える家庭環境が、現在の世の中からみると「贅沢」と感じることも多い。とくに現代とギャップを感じやすいものの1つに、住宅事情があるのではないだろうか。そこで今回は、有名漫画の主人公が住む家の価格を検証してみたい。
野比のび太『ドラえもん』 7,380万円
ドラえもんとのび太が住む野比家。2階建ての一軒家で、原作の漫画24巻に「東京都練馬区月見台」記載された手紙を受け取る描写があることから、所在地は練馬区だと思われる。アニメでのび太の母・玉子が「自分の家を持ちたい」とつぶやくシーンがあるため、借家であるとみられる。
一家の大黒柱である野比のび助の職業は、スーツを着て出社、帰宅するシーンが描かれているため、サラリーマンである可能性が高い。アニメで「なんとか商事」という名刺を持っていたため、商事会社に勤務しているようだ。
かつて手塚治虫プロダクションがあり、漫画家が多く住んでいた富士見台を例に挙げてみると、一軒家の新築相場は、7,380万円。築年数が20年以上では5,480万円と、23区の一軒家相場が高騰している通り、練馬区の戸建ての価値はさらに高まっている。野比家は玉子が専業主婦であることを考えると、のび助の稼ぎは年収が750万円以上はないと厳しいと言えるだろう。
さくらまる子『ちびまる子ちゃん』 1,100万円程度
平成を代表する漫画・アニメ『ちびまる子ちゃん』のさくら家。原作者であるさくらももこ氏の出身地である静岡県清水市の入江地区にある、平屋建ての家である。
まる子の父であるヒロシは働いている描写がなく、「無職ではないか」という声がある。この件についてはさくら氏の父が八百屋を営んでいたことから、ひろしも八百屋なのではないかという説も上がっている。
静岡県清水市で、築60年の一軒家の値段はもちろん状態や広さにもよるが1,100万程度。無職では絶対に購入することはできないであろう。ただし家についてはひろし夫妻が両親と一緒に暮らしていることから、祖父である友蔵が建てた可能性もあり、正確な築年数がわかっていない。
工藤新一『名探偵コナン』 1億円以上
名探偵コナンの主人公工藤新一の家は英国風の洋館。大きな書斎や応接室、立派な庭もあり、100坪を超えていると見られる。新一の父親は、有名な推理作家・工藤優作で、相当な印税収入があると見られる。
家の場所は「東京都米花市米花区米花町2丁目21番地」。モデルとなった場所については「新大久保」「高田馬場」などの説があるものの、詳細は不明だ。いずれにしても東京の一等地であることは、確実のようだ。大手不動産サイトで東京都新宿区高田馬場の一軒家を検索すると、値段は軽く1億を超え、3億に迫る物件も。いずれにしてもかなりの豪邸に住んでいることは間違いない。
冴羽獠『シティーハンター』10億円以上
『シティーハンター』に登場する伝説のスイーパー、冴羽獠。冴羽は東京新宿区歌舞伎町にそびえ建つ7階建てのマンションを所有し、住み込んでいる。普通のビルに見えるが、狙撃されにくいところに建っている、武器保管庫がある、地下に射撃場があるなど、スイーパーが住む家としての工夫が凝らされている。
歌舞伎町の7階建てビルの値段は不明だが、10億~100億程度の金が必要になる可能性が極めて高い。冴羽獠がどのようにしてこのマンションを手に入れたのかは、謎である。大豪邸、借家、一等地のビルなどさまざまな描写がある住宅たち。住んでいる家にも、「作品らしさ」が映し出されている。