【漫画】“ドラゴン系スパダリ”に心を奪われる『略奪された花嫁』 人気急上昇中のロマンスファンタジーを試し読み
蔑みや理不尽な暴力に耐えて過ごす日々。誰かがこの日常を壊して、新しい世界に連れて行ってくれたらーー。そんな願いを叶える“ドラゴン系スパダリ”が読者の心を奪う最強のロマンスファンタジーが、LINEマンガで好評連載中のwebtoon『略奪された花嫁』(文・絵:SOY MEDIA/原作:Kanghee Jamae)だ。
「この虫けらみたいな小娘め! 母親に似て下品極まりないわ!」ーーそんな心ない言葉とともに暴力を振るわれ、ついには「遊び飽きたら殺され、生き残っている側女はほとんどいない」という老王に差し出されようとしているルシナ。べルーク男爵の私生児で、虐待を受けて育ってきた彼女は体を震わせるしかなかったが、そこに思いもよらないチャンスが訪れる。男爵の息子が墓を荒らしたことを知ったドラゴン族・タヤールの兵士たちが領地に攻め込み、全てを焼き尽くし始めたのだ。
何とか命乞いをしようと、男爵夫人はタヤールの大王・ハカンに対してルシナを差し出すことを提案。ハカンはルシナの夜空のような瞳を見て、あることを思い出す。10年前、王国の侵略を受け、ドラゴンの姿で倒れていたとき、不思議な力で傷を癒してくれた少女。ルシナは金髪好きの老王のため髪染めをしていたため、ハカンは同一人物だと気付かなかったが、あの時の少女への恩返しとして、ルシナを大切にすると誓って男爵領から去って行くーー。
タヤールの容赦ない襲撃を見たルシナは当然、恐怖を感じるが、最低だった男爵家より圧倒的に自分を大切に扱い、愛情を注いでくれるハカンを信頼するようになっていく。屈強で敵には容赦なく、しかし実は優しく、民に信頼されるハカン。ビジュアルも美しくクールだが、オラオラ系に見えるのは最初だけで、女性に対しては案外ウブだという天然っぽさのギャップにも惚れ惚れしてしまう。貴族のドロドロした世界など我関せず、圧倒的な力で全てのしがらみからルシナを解き放つヒーローなのだ。
戦争が描かれ、容赦なく人が死んでいくシビアな世界観だが、それゆえに恋がロマンティックなのも「ロマンスファンタジー」である本作の魅力だ。さらに、卑劣な思惑を煌びやかな服で隠している貴族と、粗暴に見えて熱い魂を持ったタヤール族のどちらが“野蛮”なのか……と考えさせられる本作には読み応えがある。壮大だがじんわり心が温まる、『略奪された花嫁』をまずは第一話から楽しんでいただきたい。
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