【漫画】奇怪な因習といびつな兄妹愛ーーSNSで公開された創作漫画『キツネツキ』にゾワリ

 古い慣習が残った地域を舞台にした“因習村系”の作品は、文学においても漫画においても多くのファンを抱えている。11月上旬にX(旧Twitter)に投稿された創作漫画『キツネツキ』は、部外者が見れば奇怪な因習のある「信田家」を舞台にした、いびつな兄妹愛が胸をザワつかせる物語だ。

 信田家に嫁いできた楓は、ある日、夫の陽平が「こやーん」と鳴くことしかできない動物のようになってしまったことに困惑する。楓は病院に連れて行こうとするが、家族たちは信田家に言い伝えられる「キツネツキ様」だとして、血縁のものだけで世話をするという。疲弊した楓が家を出ていくなか、陽平の妹・葉子は兄の頭を撫でてーー。

 普段はWebサイトやアプリのデザイナーとして働きながら、仕事の合間に漫画制作に取り組んでいるという作者のめそめそさん(@mesomesopom)。もともとイラストレーターのサイトを見て回ることが好きで、20歳ごろにペンタブを購入して自分もイラストや漫画を描き始めたと振り返る。そんなめそめそさんに、いい意味で後味が悪い本作を描いた経緯など、話を聞いた。(望月悠木)

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