【漫画】元旦に生まれた女子高生、“誕生日が祝われない”問題とどう向き合う? SNS漫画『祝砲をならせ』が愛おしい
おめでたいことが重なると、相対的に個別のお祝いムードは薄まってしまい、寂しい思いをしている人がいるかもしれない。8月下旬にX(旧Twitter)で公開された創作漫画『祝砲をならせ』は、元日生まれの女子高生を主人公に据え、「誕生日」がつなぐ人の絆を見せてくれる良作だ。
女子高生の成は元日が誕生日。“正月”というお祝いムードに気圧され、毎年ちゃんと誕生日を祝ってもらえず、どこか寂しさを覚えている。その反動なのか学校中の生徒の誕生日を把握して、連日誕生日のお祝いをするようになった。ただ、クラスメイトの千秋は頑なに誕生日を教えてくれず、成はモヤモヤを募らせていく――。
本作を手掛けたのは、田舎に住む男子高校生の日常を描いて人気を博した『田中と鈴木』(小学館サービス)でも知られる、漫画家のたがわさん(@saiko_mamm)。爽快で明るい気分になれる本作の誕生秘話など、話を聞いた。(望月悠木)