楳図かずおが手掛けたアルバム『闇のアルバム/楳図かずお作品集』アナログレコードでリイシュー

 楳図かずおがその溢れる創作意欲を音楽へと向けつくりあげた初のソロ・アルバム『闇のアルバム/楳図かずお作品集』がアナログ盤として発売されることが決定した。

 作詞・作曲・歌唱・ジャケットイラストレーションのすべてを楳図かずお本人が手掛けた、まさにオール自作自演の作品集。自身の漫画と同タイトルの曲名としながらも、別の視点から制作された楽曲は、聴く者の心に深い爪あとを残す作品となっている。

■楳図かずおコメント
CDもいいけれど、やっぱりアナログの持っている現実感がいいですよね。
目の前で針がザーッと溝を擦って
いつかこのアナログレコードの溝もかすれてしまうんだろうなー…と考えたり
そんな緊張感を持ちつつ、ゆっくりコーヒーでも飲みながら聴くと
めちゃくちゃ充実感があると思います。

曲のタイトルは
「おろち」なり「漂流教室」なり、作品名からとってはいるけれど
漫画とは違った角度や解釈で楽しめる曲になっていると思います。
その辺が聴きどころですね。

ジャケットもぜひ、楽しんでもらいたいですね。
絵を見ながら、それも音楽を盛り立てる大きな要素の1つになると思います。

■完全生産限定盤
「闇のアルバム/楳図かずお作品集」
・発売日:2023/09/13
・価格 :4,070円(税込)/3,700円(税抜)
・品番 :MHJL-258
・仕様 :12インチ アナログ盤/ピンナップ封入
・発売 :ソニー・ミュージックレーベルズ
[収録曲]
SIDE A
1. 洗礼
2. イアラ
3. へび少女
4. 蝶の墓
5. おろち
SIDE B
1. 闇のアルバム
2. おとぎ話のヨコハマ
3. アゲイン
4. 漂流教室
5. 森の唄
・「闇のアルバム/楳図かずお作品集」特設サイト
https://www.110107.com/KazuoUmezu_album

■プロフィール
楳図かずお(マンガ家・芸術家)
1936年、和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラーまんがの神様”と呼ばれる。『漂流教室』で小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。このほか、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰受賞。2022年、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO』を発表。2023年、「手塚治虫文化賞・特別賞」受賞。

■楳図かずお大美術展-マンガと芸術の大転換点-
会期:2023年6月10日(土)~8月6日(日) 
会場:テレピアホール (名古屋)
https://umezz-art.jp/

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