『ドラゴンボール』悟空、ブルマ、ミスター・サタン……一番のお金持ちは誰?

 鳥山明の漫画『ドラゴンボール』には、第1話で孫悟空と出会うブルマを筆頭に数々のお金持ちが登場する。いったい、一番のお金持ちは誰だろうか。

 まずはブルマだ。所属する「カプセルコーポレーション」は、『ドラゴンボール』の世界の必需品、ホイポイカプセルを開発し、販売している大企業だ。その家も巨大であり、初めて訪れた悟空が圧倒されていた。そんなブルマとカプセルコーポレーションが有する資産は、いったいどれぐらいのものになるのだろう? 現代で言えば、アップルかグーグルか、それ以上の大企業である可能性は高い。

 悪の組織と言えばレッドリボン軍である。その本部はまるで城塞のようだ。多数の傭兵を抱え、最先端の兵器や乗り物も保有し、さらにドクター・ゲロのような科学者も雇っていた。『ドラゴンボール』の世界では最強最悪の軍隊と言われており、マフィアのような存在でもあるだろう。ひょっとするとカプセルコーポレーションに匹敵する資金力を持っている可能性もある。

 サイヤ人は星を滅ぼして売りさばく、バブルの頃で言う地上げ屋のような仕事をしている戦闘民族であった。そうしたサイヤ人や、そのほかの宇宙人を束ねて指揮するフリーザもお金持ちである可能性がある。高度な科学力を持つメカを購入しているし、もちろん部下にも無給というわけにはいかないだろうから、相応の給料は払っているだろう。潤沢な資金力を持っているはずだ。

 さて、ブルマは『ドラゴンボール』の世界の地球では、最大のお金持ちの一人と言っていいだろう。しかし、フリーザは宇宙規模で悪事を働き、強力な部下を抱えている。フリーザ一味は、カプセルコーポレーションより資金力がある可能性も高く、『ドラゴンボール』で最強の富裕層といえるのではないだろうか。

 ミスター・サタンも相当なお金持ちであることは間違いない。格闘技の世界チャンピオンなのだから、現代で言えばプロボクサーやプロレスラーのトップクラスの年収……と考えればいいだろうか。さらに彼は世界を救ったという実績もあるため、国家から相応の待遇を受けているはず。

 意外にもお金持ちと思われるのが、孫悟空一家だ。悟空はご存じの通り、チチと結婚してから一回も働いたことがない。しかし、チチの父である牛魔王は多くの財宝を抱える資産家である。そのため、悟空が一切働かず、戦いに明け暮れていても困らないほどの収入があるようだ、悟飯を、ミスター・サタンの娘・ビーデルが在籍するような一流の学校に通わせるだけの資金力は十分にあるとみていい。

 さて、悟飯とビーデルは後に結婚する。これは何気に、資産家同士のカップル誕生であった。悟飯は大人になってから学者として仕事をしており、悟空がまったく働かずとも暮らせる収入はあるだろう。そういえば、ベジータもブルマと結婚し、仕事をしなくても大丈夫な生活基盤を手にしている。サイヤ人が地球で暮らすためには、資金力のある家の女性と結婚することが必須…なのかもしれない。

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