『かぐや様は告らせたい』連載終了 作者・赤坂アカは今作を最後に漫画家引退・原作者としての活動を報告
11月2日に刊行された『週刊ヤングジャンプ』で、足掛け7年半の長期連載となった『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』が連載を終了した。巻末にコスプレイヤー・えなこのコラボグラビアが掲載され、さらに赤坂とえなこの対談も収録されている。
『かぐや様は告らせたい』は、発行部数が1900万部を突破している大人気作品。エリートの集う秀知院学園生徒会で出会った会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやの2人が、互いに相手から告白させようと日常のすべてで権謀術数の限りを尽くすラブコメディ。
さらに翌11月3日、作者の赤坂アカがTwitterを更新。自身にとって初めてとなった週刊連載終了の報告と、現在の想いをまとめたコメントを寄せた。
「週刊連載、全然思ったように行かなくて漫画家としての非力さを思い知る事が沢山ありました。だけどその分、楽しい思い出も沢山あってちょっとは周りを幸せに出来ていたのかなと今なら振り返ることも出来ます。7年半、ありがとうございました」
読者に対して感謝の言葉を綴った赤坂であるが、今後の活動についても言及している。
「漫画家としての赤坂は、今作を最後に引退という形を選ぼうと思っています。引退といっても、『作画をする漫画家』という形の活動を一旦終了して、今後はストーリー製作に専念したいという話で原作家として、活動していきたいと思っています。絵の方は、趣味としてゆるりと続けていくつもりです。最後に終わったといっても、かぐや様には残してる大きな伏線がありまして。これは、最高の形で皆様にお届けできるように頑張っています。
蛇足にならない様にはするので、気を長く、ちょっとだけ楽しみにして貰えると嬉しいです」
漫画家は引退するものの、赤坂は原作者としての活動は続けるという。現に、赤坂は横槍メンゴを作画に迎え、『【推しの子】』の原作者として活躍している。また、G3井田によるスピンオフ作品『かぐや様を語りたい』も、今号で最終回を迎えた。赤坂はG3井田にもお礼を述べている。
「G3井田先生。4年間もの長きに渡って並走してくださありがとうございました。心強く、励まされていました。井田先生自身が才能に溢れた方なので、皆様も井田先生の今後を応援してくださると嬉しいです。そんな感じで、漫画の『かぐや様は告らせたい』は完全終了です。本当にありがとうございました」
なお、12月17日には、アニメ第3期の続編、『かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-』が劇場公開される予定だ。今後も併せてチェックしておきたい。