2022.09.07 17:45

シニア世代だけでなく若者も注目　60代ひとり暮らしYouTuber「Mimi's life」の『明るく楽しく生きる術』

文＝リアルサウンドブック編集部

　容姿の変化や親の介護…歳を重ねることへの不安は、シニア世代だけでなく若者からもよく聞かれる言葉である。10月7日に発売予定の新刊『60代ひとり暮らし明るく楽しむ生きる術。』（主婦と生活社）は、高知在住・60代ひとり暮らしYouTuberのリアルライフが収録されていて興味深い。

【写真】YouTuber「Mimi's life」シニア世代が楽しく生きるには？

　シニア世代からの圧倒的な支持を受けるYouTubeチャンネル「Mimi's life」。彼女の “明るく楽しく生きる術" をまとめた一冊が、主婦と生活社から刊行される。

「60代になると楽しいことは減る？」
「60代こそ普段着が大事」
「60歳の頑張らないメイクとちょっとお出かけ服」

　などをテーマに2022年6月にYouTubeチャンネル「Mimi’s life」を開設、「60代ひとり暮らし」の心境や暮らしを楽しむための工夫を、飾らない言葉で発信。そんな姿が支持を受け、現在チャンネル登録者数4万人という急成長を遂げている。

　Mimiの発信する動画に共通しているのが「楽しく、元気に生きる」という思い。「加齢」という未知の世界へ足を踏み入れることへの不安を正直に吐露しつつも、「明るく元気に生きる」ことを軸に、健やかな日々を送っている。同年代にとっては同志であり、下の世代にとっては希望だ。

何が元気をくれるか考える。私の場合はおしゃれ！

　「自分を楽しい気分にしてくれるのは何か？」を考えるのは、60代を楽しく生きるのに欠かせないこと。Mimiの場合は、好きな服を着て過ごせば一日は楽しくなるという。YouTubeチャンネルの視聴者から寄せられた “60代のおしゃれの悩み”に Mimi流の着こなしのコツを交えて答えている。

「白髪がぐっと増えた」
「顔色がくすんでシミが目立つ」
「体形が変わって以前の服が似合わない」

　老いによる容姿の変化でおしゃれが楽しめない人は多いもの。でも、それではもったいない――今の自分を受け入れつつ、コツをつかめばおしゃれは楽しめることを教えてくれる。

母の介護で経験した「老い」で直面する様々なこと

　「60代ひとり暮らし」だからこその “老いへの備え” について。50代は、老いてゆく母の介護に直面し、働きながら母と自身の暮らしを支えてきたMimi。ひとり暮らしとなって実感しているのが、自分の支えは他でもない自分自身ということ。

「元気に暮らすための習慣と心掛け」
「60代ひとり暮らしの住まいづくりの極意」
「老いへの備え」
「今を楽しく生きるための心持ち」

　Mimiが日々実践している暮らしの工夫や考え方を紹介。モヤモヤした時に心の整理のためにつけるモーニングノート、「老いてこそデジタル！」の心意気で愛用するiPad・スマートフォン・スマートウォッチ、老いていく体に合わせて購入した小さな家具など…60代からの漠然とした将来への不安で心が落ち込みがちな人にも元気を届ける一冊だ。

著者プロフィール

Mimi
登録者数４万人のYouTubeチャンネル「Mimi’s life」の管理人。高知県在住の62歳。「60代ひとり暮らし」をベースとした衣食住のアイディアを発信中。20代～60代までの幅広い女性に支持されている。母親が介護施設に入居したのを機にひとり暮らしとなり、高知県郊外のマンションに猫と暮らす。県内で飲食店や雑貨店を展開する「現代企業社」でカフェの店長を長年務めた後、現在は同会社のパート勤務に。