燃え殻×おかざき真里、短期漫画連載『あなたに聴かせたい歌があるんだ』 「週刊SPA!」でスタート

 デビュー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、11月からは同作がNETFLIXで配信&劇場公開も決定している話題の作家・燃え殻。日本を変えた天才僧侶、最澄と空海の人生を壮大に描いた『阿・吽』が7年間の長期連載を経て完結し、最終巻が発売されたばかりの漫画家・おかざき真里。この二人がタッグを組んだ短期漫画連載『あなたに聴かせたい歌があるんだ』が、9月14日発売の「週刊SPA!」(9月21日・28日合併号)で開始する。


 十年前、高校の教室で起きたとある事件がきっかけで学校を去った英語教師の女と、そのとき教室にいた17歳の僕たち。十年経った今、それぞれの人生が交差しはじめる――。燃え殻によるオリジナル原作を、おかざき真里が華麗な筆致で漫画化する。連載開始にあたっての、二人のコメントが到着した。

原作・燃え殻コメント

もともとは小説として考えていたものでした。
漫画化に際して、編集Mさんが「実現するかしないか関係なく、誰に描いてもらいたいですか?」と質問してきたので思わず、「おかざき真里さん」とこたえてしまいました。  
言った自分自身も、編集Mさんも同時に(引き受けてもらえるわけが)「ない! ない!」とほぼ同時にハモったのを覚えています。
おかざき真里さんの線とテンポで表現される『あなたに聴かせたい歌があるんだ』の世界を一読者として、楽しみにしております。

漫画・おかざき真里コメント

燃え殻さんの書かれるものは無限に想像が広がっていくので、毎話のページ数に収めるのが大変です。
全話読んで、振り返ると何かひとつぼんやりした輪郭が見えるものを描ければいいなと思っています。
漫画誌ではない雑誌での連載も、週刊誌での連載も初めてで、生まれたての仔牛のように震えています!
短期連載ですが最後までお付き合いいただけますとありがたいです。

※web媒体:日刊SPA!では、連載開始を記念して、第1話を無料公開予定

■燃え殻
1973年生まれ。小説家、エッセイスト、テレビ美術制作会社企画。初の小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』が2017年に新潮社より書籍化。ベストセラーとなり、2021年11月から、森山未來主演でNETFLIXにて配信&劇場公開。近著に『夢に迷って、タクシーを呼んだ』(扶桑社刊)、『これはただの夏』(新潮社刊)など。

■おかざき真里
漫画家。代表作に『サプリ』『渋谷区円山町』『かしましめし』など。二人の天才、空海と最澄を描いた『阿・吽』が7年間の長期連載を経て完結。21年9月に最終14巻が発売されたばかり。『ずっと独身でいるつもり?』(原作・雨宮まみ/漫画・おかざき真里)が11月に映画化。

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