伝説の甲子園から22年ーー松坂世代のその後を書き尽くす『松坂世代、それから』

 矢崎良一『松坂世代、それから』が、8月24日にインプレスより発売された。

 平成の怪物・松坂大輔を筆頭に、野球界を牽引してきた「松坂世代」。そんな最強世代も不惑を迎え、94名いた現役選手はわずか5名に。「平成」の野球界は彼等が引っ張ってきたが、「令和」に入り世代交代は確実に進行している。また、力のある選手が揃っていながら、一流選手の証しである200勝、2000本安打達成者が未だゼロという不思議な世代でもある。そんな松坂世代を誰よりも追い続けてきた著者・矢崎良一が、再び筆を執り、書き尽くした渾身のノンフィクションだ。

 古巣・西武で復活を目指す世代筆頭の松坂大輔。現役を引退しコーチとなった村田修一、後藤武敏、木佐貫洋。世代初となる監督に就任した平石洋介。野手唯一の現役・渡辺直人。さらには別の競技でアスリートを続ける者、プロには進まず指導者となった者、一般企業の社長になった者……。総勢16名、全16章で、知られざる真実、人間ドラマに迫る。

■矢崎良一(やざき・りょういち)プロフィール
1966年山梨県生まれ。出版社勤務を経てスポーツライターに。野球を中心に数多くのスポーツノンフィクション作品を発表。細かなリサーチと“現場主義”に定評がある。著書に『元・巨人』(ザ・マサダ)、『松坂世代』(河出書房新社)、『遊撃手論』(PHP研究所)、『PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って』(講談社)など。

■書籍情報
『松坂世代、それから』
著者:矢崎良一
発行:インプレス
発売日:2020年8月24日
価格:本体2,200円+税
Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4295009881

〈目次〉
第1章 村田修一/第2章 澤村幸明/第3章 渡辺直人/第4章 澤井芳信/第5章 江草仁貴/第6章 越智良平/第7章 丹野祐樹/第8章 手嶋健一/第9章 伊代野貴照/第10章 木佐貫洋/第11章 関本大介/第12章 五田祐也/第13章 田中大貴/第14章 平石洋介/第15章 後藤武敏/終章 松坂大輔

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