Tani Yuukiに訪れる変化の季節 「未知との遭遇をしたい」日本武道館後に向き合った自身のルーツ、芽生えた冒険心

まだまだ音楽を作るのって楽しいーー『SPACE RENDEZVOUS』で得た新発見

ーー「エイリアンズ」はぬゆりさんがアレンジに加わった曲です。ぬゆりさんのアレンジに新鮮味も感じましたし、それが跳ねているメロディのフレーズが持つTaniさんっぽいニュアンスと絶妙に融合している感じがしました。この曲はいかがでしたか?

Tani Yuuki:おっしゃる通り、この曲はぬゆりさんと制作できて本当に良かったなと思う曲です。ぬゆりさんって、音数という点では僕とは対極にいると思っていて。でも、だからこそ、こういうサウンド感に憧れてたところはずっとあったんですよね。だから夢が叶ったような感覚がありました。そもそも僕自身がボカロを聴いてきたので、僕の作る曲にもその血はきっと流れているし、お願いする前から相性はいいだろう、すごく親和性があるだろうなと思ってたんですよね。ぬゆりさんもすごく素敵な方で、僕の「こうしたい」という思いも柔軟に受け入れてくださった。ちゃんと「ぬゆり×Tani Yuuki」ができたというか、ぬゆりさんっぽさもありつつ、僕っぽさもちゃんと出せた曲になったかなと思います。

ーーこの曲は、お互いに本質的にはわかりあえないということをエイリアンのモチーフになぞらえている感じもします。

Tani Yuuki:そうですね。今まで生きてきた中でそう思うところもありつつ、それでもわかりあいたいんだという思いもある。それでも音楽を通して手を取り合いたいよね、という曲です。ネガティブだけで終わらない、トータルでポジティブな曲にできたんじゃないかなと思います。今回のEPでこの曲をリード曲にしたかったのは、新たな出会いに対しても、これまで出会ってきたものに対しても、あるいは自分自身に対しても、こういう感覚や思いが一番のテーマとしてあるからなのかなと思います。

ーー「コールドスリープ」はどうでしょうか。これは失恋の曲でもありSF的な曲でもあって、EPの締めくくりとしての役割をしっかりと担っているなと思いました。これはどういう風に作っていきましたか?

Tani Yuuki:この曲は過去の恋愛ですね。というか、「これって、もしかして恋だったのかな」みたいな、自分でも気づいていなかった恋ってある気がしていて。今振り返って「あの時の感情はそうだったのかも」と思っても、その時間軸に戻れるわけでもなく。自分も相手もその時から物語を重ねてきたわけで、そういう歯がゆさもあるし、特段悔やむようなことでなくても、ずっと心に残り続けているな、という気持ちがある。それを素直にアコギの弾き語りで作っていったら、自然と出来上がった曲です。この5年、シンガーソングライターとしてやってきて、10代の頃のような、衝動的な曲作りは正直あまりなくなっていたんですけれど、久しぶりにこの曲はそういう感覚で作れましたね。短ければ短いほどいいというこの令和の時代に約6分というとんでもなく長いバラードなんですけど、それが逆にいいかなと思っていて。それだけ書きたかったものが溢れ出た証拠ですし、これぞバラードだろう、って思います。

ーーバラードには2通りあると思っていて。一つは距離の近い親密な愛を歌うバラード、もう一つは壮大さのある、一人空を見上げるようなバラード。この曲は前者から始まって後者になっていくようなイメージがあります。そういう展開を作るには、やっぱり6分は必要かなと思いました。

Tani Yuuki:なるほど。この曲は、今回の『SPACE RENDEZVOUS』で終わらせない、と言っていたことの鍵になる曲かなと思っています。まだ具体的な構想があるわけではないけれど、この物語の続きが描けたら面白いなと漠然と考えていて。

ーーシンガーソングライターって物語を作れるんですよね。そういうきっかけになるのかもしれない。

Tani Yuuki:そうなんですよ。僕は空想で書くことはできないと思っていたんです。今までずっと実体験でやってきたので。でも最近、歌詞を先に書いてメロディをつけるというのを試してみたら、意外と良くて。書きたいことが先に定まるし、自分が書いている以上、自分の価値観は自然と入ってくるし、いいかもしれないと思っています。曲になるほどの出来事って、そんなに頻繁には起きないじゃないですか。この先の人生で、例えば2人で逃避行するような大恋愛をするかと言ったら、たぶんしない。それが衝動的に曲を書けるかどうかにすごく関わっている気がしていて。でも、そんな中で新しい曲の書き方を発見したり、こういう曲ができたりすると、まだまだ音楽を作るのって楽しいなと思えるんです。

ーーわかりました。最後にツアーについても聞かせてください。今回のツアーではアリーナ公演も予定されていますが、どんなことを考えていますか?

Tani Yuuki:アリーナだと演出の幅も広がるし、今回の『SPACE RENDEZVOUS』の「SPACE」の部分をより表現できるかなと思っていて。僕のライブは親しみやすさが強みで、和気あいあいとした雰囲気が前面に出ることが多かったと思うんです。でも、今回はコンセプトに沿った緊張感のある場面も増やしたいなと思ってます。ただ、もちろん、みんなでシンガロングするような祝祭感のあるTani Yuukiらしさもちゃんと残したいとは思っていて。バンドが変わったことで、音楽的な表現の幅が増えて、新しいサウンドに出会えていると思うんですが、あくまで通過点であり、でもそういう世界が広がっていくことは目標に向かって進むためには大切なことでもある。そんな変化を感じてもらえるライブにしたいと思っています。

■リリース情報
Tani Yuuki EP『SPACE RENDEZVOUS』
2026年10月14日(水)発売

収録曲(全5曲)
M1. エブリ・デブリ(Everyday-Debris)
作詞・作曲:Tani Yuuki

M2. サテライトブルー(Satellite Blue)
作詞・作曲:Tani Yuuki/編曲:Tani Yuuki

M3. ムーンウォーカー(Moonwalker)
作詞・作曲:Tani Yuuki・岩崎慧/編曲:岩崎慧

M4. エイリアンズ(Aliens)
作詞・作曲:Tani Yuuki 編曲:ぬゆり

M5. コールドスリープ(Cold Sleep)
作詞・作曲:Tani Yuuki

〇商品形態(2形態同時リリース)
・FC限定盤(CD+Blu-ray Disc)|KSC8-24~25|¥7,590(税込)/¥6,900(税抜)
完全生産限定盤。CDは全5曲収録。Blu-rayには『谷勇輝アワー 歌っていいとも! ファンク
ラブツアー2026』@恵比寿LIQUIDROOM のライブ映像 全6曲を収録予定。Tani Yuukiオフ
ィシャルファンクラブ「谷乃湯 ~たにのゆ~」会員限定商品。

・通常盤(CD Only)|KSCL-3678|¥2,200(税込)/¥2,000(税抜)

ライブ情報
Tani Yuuki Live Tour 26-27 "SPACE RENDEZVOUS"

■開催日程
2026年11月7日(土)愛知・愛知県芸術劇場大ホール
2026年11月23日(月・祝)新潟・新潟県民会館 大ホール
2026年11月28日(土)香川・サンポートホール高松 大ホール
2026年12月4日(金)北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
2026年12月19日(土)広島・ 広島文化学園HBGホール
2026年12月26日(土)福岡・福岡サンパレス
2027年1月9日(土)宮城・東京エレクトロンホール宮城
2027年2月23日(火・祝)兵庫・GLION ARENA KOBE
2027年3月22日(月・祝)神奈川・ぴあアリーナMM

■チケット(全席指定)
ホール公演
指定席:8,800円(税込)

アリーナ公演
指定席:9,900円(税込)

■一般販売期間
10/10(土) 10:00 ~
※ 年齢制限:4歳未満入場無料、但しお席が必要な場合チケットが必要となります

■各販売サイト
e+:https://eplus.jp/taniyuuki/
ぴあ:https://w.pia.jp/t/taniyuuki-tour2627/
ローソン:https://l-tike.com/taniyuuki/
※各公演の発売状況は各プレイガイド毎にご確認ください。

■詳細はこちら
https://taniyuuki.com/feature/tour26_27

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