浜崎あゆみ、TRF、Da-iCE、TJBB、ONE N’ ONLY……23年ぶりのお台場開催で生まれた熱演、『a-nation 2026』DAY2詳細レポ

 2024年に4年ぶりの復活を遂げた『a-nation』。2025年の開催を経て、今年は例年より涼しい時期での秋開催として、10月3日・4日にかけて東京・お台場a-nation特設会場で『a-nation 2026』が開催された。2日間で45組が出演、延べ5万人の観客を動員。大盛況のうちに幕を閉じた。

Da-iCEからFANTASTICSまで、初秋のお台場を駆け抜けた熱演

 2日目となる10月4日のオープニングアクトには、男女9人組の青春代演エンタテインメントグループ・ONE LOVE ONE HEARTや、4人組アイドルグループ・@onefive、さらには男女13名で構成されるボーカル&ダンスカンパニー・PGといったフレッシュな面々が出演した。

Da-iCE

 そして、バンドサウンドが鳴り響く中、「a-nation!!」と突き抜けるような花村想太のシャウトで2日目の開幕を告げたトップバッターのDa-iCE。「I wonder」では客席のクラップを誘い、心地よい風が吹くお台場を爽やかな色に染める。「Da-iCEです! 最後までよろしくお願いします!」と挨拶した直後、「CITRUS」では花村と大野雄大による4オクターブのツインボーカルと、工藤大輝・岩岡徹・和田颯のパフォーマンスで耳も目も楽しませる。

Da-iCE

 「我々、まだまだでっかい夢がたくさんあります!」。そう切り出したMCでは、「来年2月には東京ドームも決まりました!」「そんな東京ドームに来てくれる新しい仲間を探しに来たぞ! 俺たちの船に一緒に乗ろうぜ!」と誘う。直後、高らかに「DREAMIN' ON」の音を鳴らした5人の目には、まさに大海原へ漕ぎ出す瞬間のような輝きが灯っていたような気がした。

Da-iCE

 その後も、「Tasty Beating Sound」で大野が詠んだ一句に、花村が「何やねんそれ!」と突っ込んだり、〈もっといける〉と歌う「アンリミテッド」で会場のテンションにブーストをかけたりと、とにかくトーク上手で、ステージを盛り上げれば右に出るものはいないDa-iCE。「夏フェスの気持ちに戻ってさ、今日は涼しいけどあったかい気持ちになりませんか?」「一緒にでっかい花火打ち上げよう!」とDa-iCEの底力を見せた「スターマイン」、そしてうちわやタオルを高く掲げて楽しんだラストの「ノンフィクションズ」では、会場の一体感を最高潮へと高め、前半での宣言通り、彼らの船の乗員を増やしていたように思えた。

いぎなり東北産

   続いてステージをカラフルに彩ったのは、無二のポップな存在感でますます注目を集めるいぎなり東北産だ。今年3月にリリースされたメジャー2ndシングル表題曲「デコ!」で登場した瞬間から、彼女たちだからこそ魅せられる“かっこかわいい”エネルギッシュなパフォーマンスが展開される。

いぎなり東北産

    さらに、リリースから1年半弱でTikTok関連動画の総視聴回数が1億回を突破した話題曲「わざとあざとエキスパート」では、曲間で個々を印象づける自己紹介を披露したり、後半には2026年8月リリースのベストアルバム『いぎなりベスト』Disc 1の幕開けとラストをそれぞれ飾った「天下一品~みちのく革命~」「永遠に∞」をセットリストに組み込むなど、限られた時間の中でも初見の観客にもしっかりと届くような、グループの魅力を存分に詰め込んだステージとなった。

AK-69

 「IRON HORSE -武道館ver.」で登場するや否や、火柱が噴き上がる大きなステージを端から端まで渡り歩いたAK-69。「『a-nation』に出演するのは10年以上ぶりかもしれない」と話すAK-69が「日本が誇るこの記念すべき祭典にやって参りました」「音楽を楽しみに来たんでしょ? 本当のライブってのがどんなもんか見せたいと思います」と宣言する姿には、日本のHIPHOPシーンを牽引してきた者ならではの貫禄を感じずにはいられない。

AK-69

 「Ding Ding Dong ~心の鐘~」「Bussin'」「THE RED MAGIC」と冒頭から畳みかけ、しっとりと愛を歌う「And I Love You So」を経て、早くもセットリストは後半へ。“滑走路”の響きとかけて、“これから始まるパーティーにみんなで飛び立つ”最高潮のテンションを歌った「CUT SOLO feat. HI-D」に続き、曲間で亡き父への想いを語ったのち「Stronger」へ。さらに、「START IT AGAIN」「Flying B」を歌ったラストスパートでは、「努力は報われると言うけどそんなことはない。努力が報われるまで努力をし続けよう」「人生には、あなたの夢には“continue”しかないことを思い出してください」と、今を生きる誰しもの心に訴えかける熱いメッセージを伝えた。この魂の願いは、この日初めてAK-69のライブを観た人々にもまっすぐ届いたのではないだろうか。

THE JET BOY BANGERZ

 真っ赤な衣装をまとい、鳴りのいいドラムが響くロックサウンドの「Jettin’」で勢いよく登場したのは、LDHの10人組ダンス&ボーカルグループ・THE JET BOY BANGERZ。「ぶち上がる準備はできてますか! ここからはTJBB、俺たちの時間です! ぜひその目に焼きつけていってください!」と力強く呼びかける。

THE JET BOY BANGERZ

 ダンストラックを挟み、パフォーマー・TAKUMIをセンターに置いたハードなダンスナンバー「HEAD UP」と「Attention」でTJBBサウンドを鳴り響かせた10人。YUHI、KOTA、AERONの声色の異なるスリーボーカルと、全員がDリーガーであるパフォーマー7人のダンスの実力をとことん体感できる曲目だ。

 〈ハメ外して騒げ〉の歌詞のように誰もが楽しめるアッパーチューン「Let’s Dance」では、「全員で歌って踊って最高の1日にしようぜ!」とのTAKIの煽りで会場のテンションもヒートアップ。最後にはTJBBらしくステージを駆け回り、ハンズアップとクラップで客席を巻き込んだ「BOYS -TJBB Anthem-」で熱気をピークまで引き上げ、ステージを後にした。

THE JET BOY BANGERZ

SHOW-WA & MATSURI 

 「ツッパリHigh School Rock’n Roll (登校編)」のイントロと同時に飛び出してきたSHOW-WAは、今年が3年連続の出演にして、初のメインステージに登場。元テレビ番組の裏方や元Jリーガー、料理研究家など多種多様な経歴を自己紹介した後は、「チャンスキス」「ラプソディをもう一度」を立て続けに披露。ちょうどこの時間帯にお台場を照らし始めた太陽のようにホットなステージを繰り広げた。

SHOW-WA

 直後、間髪入れず登場したのは、カラフルなベロア生地の王子様衣装に身を包んだMATSURI。ラテン調の「ライ ライ ライ」や、サンバのリズムを基調とした「お嫁サンバ」を披露した後、個性豊かな自己紹介でそれぞれのキャラクターを鮮烈に印象づける。10月14日発売予定の最新曲「恋の中央線」では、伸びやかな美声を響かせる。

MATSURI

 ラストには2組が合流し、SHOW-WA & MATSURIとして今年リリースした「ジューンブライド」、そして2025年リリースのお祭りソング「汚れちまった涙」で、それぞれのグループの楽曲とはまた違う、12人ならではの賑やかなステージを楽しませた。

FANTASTICS

 「FANTASTICSです! 頭からぶち上げていくのでよろしくお願いします!」。八木勇征の一言でライブの火蓋を切った、『a-nation』初出演となるFANTASTICS。ボーカルの中島颯太が“a-nationカラー”だと紹介した白と青の衣装も相まって、「SPLASH」ではその名の通り水しぶきを想像させるような爽快感満載のステージが繰り広げられる。

FANTASTICS

 デビューした頃からともに歩んできた楽曲「Tumbling Dice」でクールに盛り上げると、「HANDS UP」ではセンターステージに進み、さらに近くで観客との交流を楽しんだFANTASTICS。MCでは、同日出演の後輩グループ・THE JET BOY BANGERZや、EXILEとして前日のヘッドライナーを飾った世界と佐藤大樹にも触れ、世界は「昨日に負けないぐらい盛り上がってます!」と会場を沸かせた。

FANTASTICS

 中盤には、彼らのセットリストには欠かせない1曲となった『仮面ライダーガヴ』(テレビ朝日系)主題歌の「Got Boost?」や、宇宙や空へ飛び出す冒険への高揚感を感じさせる「TOP OF THE GAME」、「PANORAMA JET」で会場の熱気をさらに数段階上げていく。夕方に差し掛かる頃に迎えたラストスパートには、代表曲「Flying Fish」、そして「超大事な曲」だと語るデビュー曲「OVER DRIVE」という選曲。レーベル移籍を経て、今年12月に結成10年目を迎える彼らの軌跡を感じられるようなセットリストに、感慨深さを覚えたファンもいたのではないだろうか。

関連記事