AI×音楽×ライブで広がる新たな表現 『PixAI Music Jam』が示したクリエイティブの未来
ユーザー数が全世界1,600万人以上にも及ぶ、AI二次元創作プラットフォーム「PixAI」が、10月にサービス開始から4周年を迎える。それを記念した音楽番組『PixAI Music Jam』をYouTubeにて9月19日に配信(期間限定アーカイブあり)。結城アイラ、yozuca*、AIYUE blessed : 理名(a.k.a トゲナシトゲアリ Vo.)、榊原ゆい、片霧烈火といったPixAIにゆかりのあるアーティスト5組が、人気PixAIクリエイターとスペシャルコラボレーションを繰り広げた。
「PixAI」とは、プロンプト(テキスト)を入力するだけでAIが画像を自動生成するほか、編集はもちろん、画像からアニメーションを制作するなど、多岐にわたるクリエイティブが可能。また、自分の作品を投稿、他ユーザーの作品にコメントやリアクションもできるなど、SNS感覚で気軽に楽しむことのできるプラットフォームだ。番組では、楽曲をイメージして生成された画像をバックにアーティストがパフォーマンス。アーティストがMC・青木佑磨と楽曲をテーマにしたトークを繰り広げ、PixAIクリエイターがそこから言葉をピックアップして画像をリアルタイム生成する試みも行われ、“AI×音楽×ライブ”という未体験のクリエイティブに胸が高鳴る番組となった。(PixAI公式サイト)
最初に登場したのは、結城アイラ。自身の代表曲の一つである、テレビアニメ『sola』オープニングテーマ「colorless wind」の歌唱パフォーマンスで番組はスタート。新しい扉を開く予感と期待に胸を膨らませる様子を、爽やかに歌い上げた同曲。背景にはPixAIクリエイター(mai)による、「無色の風」をテーマに雲と星空に臨む少女の姿がドラマチックに描かれ画像が映し出され、左右に大きく広がる雲が結城の背に羽が生えたように重なった。
トークコーナーは、3月にYouTubeにて全世界同時公開され200万回以上の再生数を記録したPixAI楽曲「The Quiet Joker」をテーマに展開。同曲MVは、PixAI公式マスコットキャラクター「ミオ」を主役としたオリジナルアニメーションとなっている。青木が質問するかたちで、楽曲の映像的イメージや歌詞の方向性、時間帯、色、光など、楽曲に対して結城が持つイメージを細かく聞き出していく。そこから導き出されたプロンプトは、「夜の静かな街、カードテーブルを挟んで向かい合う2人」「PixAI公式マスコットキャラクター・ミオの心の世界」「カラーのイメージはダークネイビー、青紫、アンバーゴールド」「不安と希望が入り交じった夜明けの曖昧な色」など。
そうしたワードからPixAIクリエイターTofuが生み出したのは、夜の街で帽子の男とトランプをするミオが、今まさにハートのカードを引こうとしている絵。3月に公開されたMVとはまったく異なったテイストに、結城は「思ってたよりかわいくてうれしい。私が言った3色もちゃんと反映されてすごい」とコメント。また、トーク中に出ていた「同じ光でも強く照らす光ではなく柔らかい光」など、作詞家としても活動する彼女ならではの言葉のこだわりまでしっかり反映されていた。
「The Quiet Joker」のパフォーマンスでは、(mai)が生成したイラストをバックに歌唱。大きく開いた本のなかに、サーカスのテントやトランプジョーカーがいて、今にも飛び出してきそうといった作品。新しい物語が始まりそうなワクワクに満ちた、疾走感あふれるキャッチーな楽曲の世界観を彩った。
続いて、数多くのゲーム楽曲を手がけて知られるyozuca*が登場し、代表曲であるアニメ『D.C. 〜ダ・カーポ〜』オープニングテーマ「サクラサクミライコイユメ」をパフォーマンス。学生時代の淡い思いを、吹き抜ける風のように爽やかなサウンドに乗せて歌った同曲。バックにはPixAIクリエイターLiXXXによる画像。咲き誇る桜の前で風に髪をなびかせる少女が、まだ観ぬ未来と恋の予感に目を輝かせ胸をときめかせる様子が描かれ、楽曲を見事に表現していた。
トークコーナーでは、5月に開催されたPixAI春の限定キャンペーン「春日の響き」テーマソングとして書き下ろされた「凸凹MUSIC DAYS」をテーマに展開。同曲を歌うときの風景として、吹奏楽部だった経験から「学校の音楽室。軽音部」といったワードが飛び出す。イメージする色は「青春なので、青空と白い雲、エネルギッシュな黄色」。楽曲について「青春は生きてる証。大人になっても青春を追いかけてもいい。今自分は青春してるか? という問いかけでもある。躓いてる人が聴いて、やる気のスイッチをくすぐる何かになればいい」とコメントした。
PixAIクリエイターTofuは、ギターを持った少女が学校の窓から中庭に向かって拳を振り上げている画像を生成。yozuca*は「最高! まさしくイメージ通り。中庭の人たちが、いつか自分の音楽に耳を傾けてほしいと、めちゃめちゃ思っていたから!」とコメント。青春という曖昧なイメージでも、PixAIは的確に捉えた。
そして「凸凹MUSIC DAYS」のパフォーマンスでは、(mai)によるヘッドフォンを付けた少女と教室の窓辺で桜を見上げる少女が描かれた画像をバックに歌唱。明るくポップなロックチューンの同曲を、身振り手振りを交えながらエネルギッシュに歌い上げた。
3番目のゲストには、AIYUE blessed : 理名(a.k.a トゲナシトゲアリ Vo.)が登場。まさしくAI世代の彼女。自身が主演したアニメ『ガールズバンドクライ』の経験から、音楽と画像/映像の親和性について誰よりも知る、この企画に打って付けの存在。まずはゲーム『原神』のキャラクターであるスカークの応援ソング「Tiny Shiny Stars」を歌唱。ソリッドなロックサウンドの同曲を、ファルセットを巧みに使ったエモーショナルなボーカルで歌い上げた彼女。バックにはPixAIクリエイター(mai)が生成した、星の渦のなかで白い衣をまとった少女が一人座っている画像が映し出され、スカークの孤高の存在感を感じさせた。
トークのテーマは、多数のPixAIクリエイターが参加したMVも話題となった、PixAI 4周年記念楽曲「UnLocking World」。どんな風景を思い描いて歌っているか聞かれ、「地上と宇宙、時空が交差する世界。現実と幻想が交差するなかで、己の信念を貫いて進んで行くイメージ」と理名。楽曲イメージカラーは「ターコイズブルー、シルバーグレー、パーティクルクリスタル」で、「パーティクルクリスタル」は、クリスタルや光の粒子をイメージした色であるとのこと。また明るさや光の感じは、「地上の美、時空を超越する光」。そして歌詞でビジュアルが浮かぶフレーズは、サビの頭の〈風が吹くたび花びら散ってゆく はらりはらり剥がれてゆくよ〉。「宇宙で花びらが散るのは現実であり得ないことだけど、AIだからこそ作ることができる。難しいことをいっぱい言ったけど、きっとモノにしてくれるはず」とAIに期待を寄せた。
PixAIクリエイターTofuが生み出したのは、宇宙にクリスタルでできたブルーの花と花びらが浮かび、菱形のクリスタルの中心にシルバーグレーの髪色をしたポニーテール少女の横顔という画像。「まさに! これぞ! パーティクルクリスタルの色がうまく表現され、話した要素がしっかり融合してる」と大興奮した。
同曲では、多数のPixAIクリエイターによる、さまざまなミオの表情が描かれたPixAIの集大成とも呼べる4周年記念MVとともに、歌唱パフォーマンスが繰り広げられた。クールなバンドサウンド、切なさを携えながらその奥にパッションを秘めた歌声。耳に刺さる、叫びのような熱いロングトーンが聴きどころ。クールなミオやかわいいミオ、ゲームキャラクターになったミオ、そして戦うミオなど。PixAIクリエイターの豊かな想像力が楽曲を彩った。
続いて、声優・シンガーソングライター・振付師などマルチに活躍する榊原ゆいが、自身が声優としても出演したテレビアニメ『H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-』のオープニング主題歌「片翼のイカロス」をパフォーマンス。民族テイストがサウンドのスパイスとなった同曲。甘く透明感のある歌声で、歌詞を演じるように身振り手振りを交えて爽快にパフォーマンス。バックには(mai)による、星空の下で白と黒の少女が手を取り合う、まさしくアニメのワンシーンのような画像が映し出された。
トークは、PixAIの3周年を記念して制作された、マスコットキャラクター・ミオのキャラクターソング「にゃぱらぱら☆いたずらタイム」がテーマ。猫好きでファンから“ゆいにゃん”と呼ばれる彼女。実は猫アレルギーだと白状して青木を笑わせる。楽曲について「歌詞が全部ひらがなで、届いたとき“文字化け?”と思った」「どこで区切っていいか分からず解読に手間取った」などエピソードを披露。楽曲のイメージは、「おもちゃ箱的な感じで、おしゃれカラフルな感じ。夏休み、冬休みが出てくるので、まったり、のんびり、リラックスした、自由きままなイメージ」。歌詞にはPixAIでミーム化してお馴染みのナスが出てくることもポイント。
この楽曲では2人のPixAIクリエイターTofuとLiXXXが画像を生成。Tofuは、バスケットにミオとナス、動物のぬいぐるみやおもちゃが詰まったカラフルな画像。「好きなものに囲まれてまったりしてる感じがいい。ナスがやばい!」と榊原。LiXXXの画像は、まさしくおもちゃ箱から、魔法のステッキを持ったミオがおもちゃと一緒に飛び出してくる画像。これに青木は「〈なつやすみにはなすと ふらにゃんす〉という歌詞を、AIが魔法の呪文に感じたのかも」と分析。一つのトークからまったく異なった絵を生成できるのもAIの面白さだ。
「にゃぱらぱら☆いたずらタイム」のライブは、PixAIクリエイター(mai)による、猫耳ニット帽の少女がハートのなかで猫を抱いて頬を赤らめる、ピンク一色で描かれた画像をバックにパフォーマンス。ピコピコしたサウンドに乗せて、ポップな世界観をキュートに歌った榊原。猫のポーズを取り入れた振り付けも繰り出し、PixAIマスコットキャラクター・ミオのイタズラっぽいかわいさがあふれるパフォーマンスを繰り広げた。
最後のゲストには、数多くのゲームミュージックを手がけるシンガーソングライター片霧烈火が登場、まずはPCゲーム『車輪の国、向日葵の少女』オープニングテーマ「紅空恋歌」をパフォーマンス。同曲はどこか懐かしい雰囲気で、情緒を感じさせるミディアムナンバー。切ない歌詞をスケールの大きなボーカルで歌い上げ、細かなニュアンスでも聴かせた。バックには、Tofuによる夕焼けのひまわり畑をモチーフにした映像が映し出され、歯車、鎖、雨といったモチーフが、楽曲の世界観をさらに広げた。
トークコーナーは昨年末にPixAI新年一発目のMVとして公開されYouTubeで500万回を超える再生数を記録した「暁光ノ祭宴」について。「お正月をイメージした楽曲。みんなが屋台とかお祭りを楽しんでいる風景を脳内に思い描きながら歌った」と片霧。ビジュアルが浮かぶ歌詞のフレーズとして〈祭宴の後 灯が落ちても〉を挙げ、「祭りが終わってぼんぼりが一つずつ消えていく切なさ。でも、そのあとも祭りは続いていく。祭りは人生と一緒。この曲を一言で表すと“めでたい祭り”」とコメントした。
PixAIクリエイター(mai)が作り上げたのは、左右に屋台が並んだ参道、神社をバックにうちわを持った女性が逆光で映っている、まるで写真のような1枚。「確かにお祭り、そしてまぶしい! (mai)さんらしい憂いを含んだ、少し影を残した感じが素晴らしいです」。
和太鼓などが鳴り響く、まさしくお祭りといった和のイメージの同曲。民謡のような節回しを巧みに織り交ぜながらパフォーマンスした片霧。「ハイハイ!」という掛け声は、御神輿などの勇ましさを彷彿とさせる。背景には(mai)による、朱色の格子窓、風鈴、桜、蝶々、三つ編みの少女などをモチーフにした、和の情景が万華鏡のようにきらめく映像を映し出して楽曲を彩った。
おもにパソコンやデバイスの画面で展開されるイラストや映像などのAI作品を、音楽やトークのライブと融合させる、総合的なクリエイティブ体験を提示した『PixAI Music Jam』。単にAIに作らせるのではなく、自身の作品や表現にどう変えていくのか。クリエイターとAIの向き合い方が重要になる、そんなAI時代の新しいライブ体験が感じられたほか、オリジナリティあふれるAI作品の生成には、言葉やイメージといった人の感性やクリエイターの個性が必要不可欠であることも知らしめた。
またトークでプロンプトを引き出しリアルタイムで画像を生成したコーナーは、まさしくライブペインティングのAI版といった試みであり、このスピード感や汎用性は今後DJやVJのようなかたちでライブに活用できる可能性を示している。AIを活用した作品やクリエイターの活動がネットを飛び出し、音楽ライブや演劇の舞台などさまざまなエンタメの場に浸透し、そこからまた新たなスターやムーブメントを生み出していくーーPixAIは、そんな未来を描いていくのではないだろうか。
なお、PixAIは4周年を記念して、9月17日から10月20日まで年内最大のセールを実施中だ。最強アニメ調AIツール Tsubaki.3 が無料で使えるほか、イラスト生成・マンガ生成・動画生成、すべてを使用することができる。
『PixAI Music Jam』制作画像一覧
■PixAI 4周年キャンペーン
期間:2026年9月17日(木)〜10月20日(火)
・アニメ調オールインワンAI創作モデル「Tsubaki.3」リリース
・「Tsubaki.3」無料使用カードをログインでゲット
・プレミアム会員プランで「Tsubaki.3」無限使用モードを4周年イベント期間限定販売
・年間プラン50%OFF ほか
▼4周年イベントページ
https://pixai.art/ja/event/4th-anniversary
【音楽番組『PixAI Music Jam』】
出演:AIYUE blessed : 理名/榊原ゆい/片霧烈火/結城アイラ/yozuca*
MC:青木佑磨
YouTubeにて期間限定公開中
https://www.youtube.com/watch?v=MmU8Pp_ZLvA
【4周年記念MV『UnLocking World』】
歌:AIYUE blessed : 理名(「トゲナシトゲアリ」ボーカル)
https://www.youtube.com/watch?v=QTJeczW-SSA
【PixAIについて】
2022年10月のサービス開始以来、世界160以上の国と地域、1,600万人以上のクリエイターに利用されているAI二次元創作プラットフォーム。
公式サイト
■関連リンク
PixAI公式サイト:https://pixai.art/ja
対話型創作エージェント「Mio.2」:https://agent.pixai.art/
Tsubaki.3特設ページ:https://pixai.art/ja/tsubaki-3
PixAI公式ブログ(Tsubaki.3の使い方を大公開など):https://blog.pixai.art/ja/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@PixAIJP