「日本の音楽が世界を代表する日は必ず来る」 YOSHIKIを突き動かす30年の挑戦と原動力

「ファンのみなさんにいただいた第二の人生」

――常に世界の第一線で活動する上で、YOSHIKIさんの原動力になっているものは何でしょう。

YOSHIKI:もともと僕は海外のアーティストになろうと思って日本を出たわけではなく、日本人として海外で成功できないかと考えていたんです。1992年にアトランティックレーベルと契約したときは、A&Rの観点から「外国のこういう音楽をやった方がいい」「こういうスタイルを入れた方がいい」と散々言われました。

 でもそれに反発してきたんですね。「僕は自分のスタイルで売れたい。アメリカのスタイルになりたくない」と。当時は「そのままだと海外では相手にされない」と言われてきました。でも徐々に雰囲気が変わっていって、2010年にはウィリアム・モリス・エンデバーと契約するに至ったわけです。

 とはいえ、僕もただ反発していたわけじゃないんです。アメリカに行ったとき、実はほとんど英語を話せなかったんですよ。今はかなり流暢になったと思うんですけど、ただ英語を学ぶだけじゃなくて、作詞も英語なので文化を学ぶ必要がありました。だから最初の何年かは聖書をずっと読んでいたんですね。「どうしてこちらの方たちは、こういう考え方をするんだろう?」という疑問から、考え方の基盤に聖書の文化があるなと感じたんです。必死に読みましたし、そこから文化を学んでいった。自分の場合は自分のスタイルを貫くということと、海外の文化を理解することの両方をやってきたと思っています。

 そうした「努力さえすれば、通用しないことはない」という気持ちがモチベーションになって、ここまで来れたなと。ただあまりに大きな目標をいきなり立ててしまうと、人って挫折しがちじゃないですか。僕もあります。だからその間に達成感がある目標を置いて、ひとつずつやっていくしかないのかなって。

――YOSHIKIさんはThe ChainsmokersやSkrillexなどともコラボレーションされていて、その人脈もすごいなと思うのですが。

YOSHIKI:今回の「Forever Love(Live)」もそうなんですけど、いろいろなネットワーキングがあって友達が多いというのはありますね。ミュージシャンから映画関係、アート関係、ファッション関係など、これまでたくさんの人たちとの出会いがありました。それがすごく支えにもなっています。

――ほかに原動力になっていることはありますか?

YOSHIKI:やっぱりファンの方たちです。日本の方々が熱心に応援してくれたから、広がっていってくれたので。極端に言うと、僕の人生なんてもう本当に何十年前かに終わっていてもおかしくなかったんです。むしろ最愛なるバンドメンバーであるHIDEやTAIJI、HEATHが先に旅立ってしまった。

 ただ僕が活動することで、彼らのことを伝えることができると思うんです。「Forever Love」を知らなかった人が、今回のライブ版を聴いて「もともとX JAPANの曲なんだ」と知ってくれるはず。そうしたら多くの人たちにメンバーのことも知ってもらえる。もう業界では起こり始めていますけどね。

 ファンのみなさんにいただいた第二の人生を歩んでいるのなら、思いっきり生きるしかない。これからも突進していこうと思っています。

――これからの活動の展望はありますか?

YOSHIKI:実は壮大な計画があるんですけど、その第1弾がこの「Forever Love(Live)」なんです。もう少し時間がかかるかもしれませんが、シリーズになっていくと思います。あとはここ30年以上でリリースされていない楽曲がたくさんあるので、カタログも強化していこうかと考えています。

■リリース情報
Forever Love (Live) YOSHIKI & JOSH GROBAN
楽曲配信リンク:https://yoshiki.lnk.to/FLLPR
Trailer : https://youtu.be/81hl8dj2TAw

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