「とにかくこのチャンスを逃したくない」――デビューから約500日間の葛藤と挑戦 Rain Tree、真のスタートを語る
目標を上回る動員数、Rain Treeがほかのグループに負けない個性と武器
――Rain Treeのリリースイベントでは昨年以降、動員を着実に伸ばしていると聞きます。特に昨年11月、3rdデジタルシングル『好きだよとどっちが先に言うのか?』のラゾーナ川崎プラザでのリリースイベントでは最初に目標として掲げていた1000人を大幅に上回る1538人を動員しました。この短期間で規模を広げている理由を、皆さんはどのように捉えていますか?
鈴野:まずは、秋元先生が書いてくださった曲が本当に素晴らしいものだからだと思うんです。乃木坂46さんを推している方が「秋元先生のこの歌詞、いいよね」とRain Treeのイベントにきてくださったりしますし、「このメロディが好きだから生で聴いてみたい」と言ってイベントにきてくださる方もいて。そうやって曲を広めるために、メンバーみんながSNSにすごく力を入れて、時には必ず1日に1回は投稿するようにと決めたりしてもしていました。あと、ファンの皆さんが職場の方や学校のお友達を呼んでくださったりして、Rain Treeの輪を広げてくださっていることも大きいです。ある特典会では、スーツを着た皆さんが10人ぐらい並んでいて。「ここがいいんだよ!」とわちゃわちゃ話しながら楽しそうにしている職場の仲間の皆さんがいらっしてくださって、ファンの皆さんの熱さに感動しました。
新野: SNSに力を入れる際も、曜日制で順番に投稿しようとか決めたり、文字だけだとスルーされることも多いから、写真を付けて投稿しようとか話し合ったりして。写真があると「この子かわいいな」と目に止まる可能性もあるし、それをきっかけに「イベントに会いに行ってみようかな」と思ってもらえるかもしれない。そういうことを、ことりをはじめSNSが得意なメンバーがほかのメンバーに教えながら、いろいろチャレンジしているんです。
橋本:あと、イベントに来てくださったファンの皆さんの反応をSNSでチェックして、いいところをどんどん反映しようとするのも、私たちならではなのかなと思っています。
――昨今、女性アイドルグループの勢いが以前にも増して加速しています。秋元康さんがプロデュースするグループも坂道シリーズや48グループ、それこそ皆さんの最も身近にいるWHITE SCORPIONなどいろいろ存在しますが、そのなかで「Rain Treeがほかのグループに負けない個性や武器」について、皆さんはどのように考えていますか?
橋本:Rain Treeとして根っこにひとつ持っておきたいなと思っているのは、全員が同じオーディションを受けて、一度落ちてしまったメンバーで形成されているというのもあって、そこで悔しい思いをしているからこその絆の深さ。悔しい思いをしたからこそのハングリー精神や向上心を持っていることは、強みのひとつだと思っています。
鈴野:メンバー全員が同じオーディションで落選を経験しているグループって、なかなかいないと思うんです。そういう経験をしている私たちだからこそ、受験とか就職で失敗したり、夢を諦めたり、挫折を経験した方がご自身と私たちを照らし合わせて応援してくださったり、「自分は一度諦めたけど、今度はRain Treeみたいに頑張ってみようかな」と誰かの励ましや支えにもなれる。それは私たちならではだと思います。
橋本:それと、Rain Treeの楽曲は最近のバズる楽曲とはタイプが違っていて。秋元さんが書いてくださる歌詞は時代を超えたメッセージ性があって、何年先も愛されるようなものばかりなので、そういった面も持ち味だと思いますし、カップリング曲やコンセプト楽曲ではかわいらしいメンバーの姿だったり、ちょっと大人っぽい表情だったりと、いろんな面を楽しめるところも強みなのかな。
新野:あと、ライブにおいて曲ごとにメンバーが入れ替わるところも特徴かな。今は16人全員で歌える曲がないからこそ、逆にひとつの武器なんじゃないかと思っています。
綾瀬:私は「もしこのグループを推していたら楽しいだろうな」と思うポイントがあって。私たちは最初からずっとカメラが近くにある環境だったので、もしこれからRain Treeを深掘りしようとしたらFINALIST時代はもちろんオーディションの頃まで、映像を通して振り返ることができるんですよね。そういうコンテンツが多いのもRain Treeの特徴だと思います。いつどんなタイミングからファンになっても楽しめるというのも、強みなんじゃないかな。
正直、Rain Treeってここまで順風満帆だったとは言えないと思うんです(新野)
――では、皆さん一人ひとりの強みはいかがでしょう。Rain Treeとして約1年半活動してきて、グループ内での役割や個性みたいなものも、そろそろ確立し始めているタイミングかなと思いますが。
橋本:私は最初のシングルでメインメンバーに選んでいただいて、2枚目ではカップリングメンバーになったり、最近は初めて表題曲でフロントに立たせていただいたりと、いろんな立ち位置を経験させていただいていて。シングルごとにセレクション制度があることへのプレッシャーから、自信をなくしてしまうこともあったんですけど、そこを乗り越えたからこその自信を今は持てていると思いますし。どのポジションにいても見つけてもらえるように、たとえばカップリングメンバーだった時には「表題曲よりもいいね」と言ってもらえるぐらいのパフォーマンスができるように頑張れるようになりました。そういうパフォーマンスをきっかけに「好きになりました」と言ってくださる方がどんどん増えているので、どんなポジションだって自分の努力や気持ちの持ち方次第で輝けるんだということを証明できるメンバーであり続けたいです。
鈴野:私はグループ内で最年少ですし、私の性格も大きいとは思うんですけど……メンバーでいちばんパワーがあると思うんです。というか、静かな空気に耐えられないだけなんですけどね(笑)。
全員:(笑)。
鈴野:それもあってか、一日中ずっとお仕事が続いて、ほかのメンバーの元気がなくなってきた時は、私が少しでもまわりを明るくできたらなと思っていて。話し合いの時も、たまにどんよりしてしまって、みんなの口数がどんどん減ってきた時には、少しでも盛り上げようと明るい話題を振ったりもします。時々、空振りしてしまうこともあるんですけど(笑)。
綾瀬:いつも助かってるよ!
鈴野:あ、よかった(笑)。あと、私は小さい頃からバレエとか新体操とかダンスとか、あとはピアノやチューバとか、音楽がずっとそばにあって。特に体を動かすことが好きだったから、パフォーマンスには自信があるので、ダンスでみんなを引っ張っていきたいですし、「鈴野はいつも文句なしのパフォーマンスだな」と思ってもらえるように、もっともっと技術を磨いていきたいなと思っています。
新野:昨年からキャプテンという役割を与えていただいて、「みんな、ついてこい!」みたいなタイプではないものの、いろんな子から相談してもらったりと、平等に話すことでみんなの支えになれているのかなと思っていて。話し合いの時も、私の意見で何かを決定するというよりは、16人それぞれが意見を出し合って、それを聞いてうまくまとめることを心がけています。そういう意味では、全員が横並びで進んでいる感覚が強いかもしれません。ダンスや歌に関しては、どちらも苦手意識はなくて、むしろ自信があるほうなので。そういう面では、「もっとこうしたほうがいいんじゃない」とか積極的にアドバイスするようにしていて。フラットに話すことによって、みんなと同じ目線でいられるのかなと思うので、そういう意味でも自分らしいキャプテンとしての在り方がわかってきた気がします。
綾瀬:私はセンターに立たせていただく機会が多くて、SNSも積極的にやっているので、自分をきっかけにRain Treeを知ってもらえる入り口になれたらなと思っていて。そこからどんどん興味を持ってもらって、曲を聴いていただいたりイベントにきていただけるように、少しでもグループに貢献できる人間になりたいなと思いますし、現場に足を運んでいただいた方にも「センターの子、よかったな」と思ってほしい。運だけで真ん中にいる人になりたくないです。歌やダンスはもちろん、いろんな面で貢献できるオールラウンドになりたいなと思っています。
――Rain Treeは7月4日、ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場でのフリーイベント『Rain Tree初夏のフリーライブ〜君の居場所はここにある〜』開催を控えていて、ここで観客動員2500人を目標に抱えています。この目標を達成すると、8月にリリースされる5thデジタルシングルに16人全員での歌唱楽曲が収録されることになります。また、7月29日にはZepp DiverCityでの2ndワンマンコンサート『Rain Tree Concert 2026 〜Summer party for you〜』も予定されており、正念場といえるような活動が続きます。
新野:とにかく、このチャンスを逃したくなくて。正直、Rain Treeってここまで順風満帆だったとは言えないと思うんです。デビューもなかなかできなかったし、16人全員で歌うことも叶っていない。でも、2500人動員を達成しないと全員で歌えないという試練は、むしろチャンスだなと前向きにとらえていて。自分たちのためにもファンの皆さんのためにも、この目標をみんなで達成して、その全員曲をZepp DiverCityで歌うことが今のいちばんの目標です。
綾瀬:私も絶対に達成させるという気持ちで臨んでいます。不安も多少なりともあるんですけど、プレッシャーをかければかけるほど自分は頑張れるタイプなので、大きな試練を自分に課すことによってより燃えますし。シングルリリースが発表されるたびに「今回は全員で歌えるのかな?」「次こそ歌えるかな?」と思ってきましたし、『Rain Tree 1st Anniversary Concert』の時も「ここで全員曲を披露できたら」と思ってきたので、今回は目標を達成させたら絶対歌える、Rain Treeだったらいけると信じているので、私も前向きにチャンスだととらえて頑張りたいと思ってます。
鈴野:シングルの制作期間って表題とカップリングの2組に分かれちゃうので、メンバーによっては何週間も会えないこともあって。私はそれが本当に悲しくて、「同じメンバーなんだからずっと一緒にいたいし、みんな一緒に歌いたい」とずっと思っていたんです。だって、一緒にいないと気持ちとか目標とか、少しずつズレてしまうんじゃないかと思ったら怖くて……。私はみんなが一緒に踊っている時、ふと目が合った瞬間の表情を見るのが好きなので、それを16人一緒に体験したいですし、必ず実現させたい。なんなら3000人ぐらい集める気持ちで今頑張っているので、少しでも2500人達成に貢献できたらなと思っています。
橋本:昨年11月のリリイベでの成功体験もありますし、達成できた時にファンの皆さんと私たちの一体感がめちゃくちゃ生まれたと感じました。目標をひとつ達成できると「もっといけるかも」ってすごくポジティブな気持ちになれますし、「みんなでもっと上を目指そう」っていう勢いもつくと思っているので……前回に比べて2倍以上の目標なので不安もあるんですけど、「自分たちならできる」と信じていないとできないと思うんです。ファンの皆さんも7月4日に向けてお休みを取ってくださったり、友達やご家族を誘ってくださったりもしていますし。Rain Treeとしてもこの目標を超えられないと絶対に次のステップには進めない。まずフリーイベントを観てRain Treeに興味を持ってもらいたいですし、2ndワンマンコンサートへと繋げていきたいです。無料と有料というハードルの違いはありますが、「チケットを買ってでも観たい!」と思ってもらえるように、7月4日のフリーイベントでは全部を出し尽くしたいと思います。
※1:https://realsound.jp/2024/10/post-1806045.html
■イベント情報
『Rain Tree初夏のフリーライブ〜君の居場所はここにある〜』
2026年7月4日(土)ダイバーシティ東京 プラザ 2階 フェスティバル広場
物販開始時刻:9:00〜12:00/15:00〜19:00(予定)
※12:00〜15:00は施設ルールの都合上販売は行いません。あらかじめご了承ください。
1部特典会(5ショット撮影会)10:00〜
1部 ミニライブ開始 11:30〜11:50
2部ミニライブ優先エリア入場集合時刻 15:30
2部ミニライブ開始 16:00〜16:45
お見送り会(撮影なし)
2部特典会(握手会)17:45〜
詳細:https://rt-official.jp/news/2026/06/19/7792/
■公演情報
『Rain Tree Concert 2026 〜Summer party for you〜』
2026年7月29日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)
第1部:OPEN 13:00/START 14:00
第2部:OPNE 17:30/START 18:30
<チケット>
楽天チケット2次先行(抽選):https://r10.to/raintree
応募期間:2026年6月22日(月)18:00 ~ 7月5日(日)23:59
当選発表:2026年7月10日(金)
一般販売(先着)
販売期間:2026年7月15日(水)10:00 〜 7月28日(火)23:59
詳細:https://rt-official.jp/news/2026/03/24/7016/
Rain Tree オフィシャルサイト:https://rt-official.jp/
X:https://x.com/RainTree_RT
Instagram:https://www.instagram.com/raintree_rt/
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