MORE STAR ソロインタビュー Vol.3:笹原なな花「ステージに立つ自分が大好き」 コンプレックスを武器に変え、羽ばたく最年少
CANDY TUNE 福山梨乃との涙の思い出
ーー勝手な予想ですけど、学級委員とか生徒会をやってませんでした?
笹原:クラスの代表委員をやっていました。図書委員とか新聞委員のような分野よりも、みんなと話し合ったり、まとめたりするのが好きなので、代表委員を中学と高校でやっていました。
ーー人前に出ることが好きだった?
笹原:そうですね! 人前に出ることに苦手意識がなく、楽しみながら取り組めていました。だからこそ、アイドルができているのかなって思いますし、MORE STAR内ではメンバーから「最年少なのに、つい頼ってしまう存在」と言ってもらえることが多いです。それだけ自分は人を引っ張るとか、まとめるのが好きなんだろうなって。
ーー話していても、実年齢と精神年齢がいい意味であっていない印象があります。
笹原:顔つきについては、周りの方から「大人っぽい」と言っていただくこともあるんですが、性格や多趣味なところ、特技なども、大人っぽい印象に繋がっているのかなって思います。ただ、年下ならではのフレッシュさも大切にしたいのですが、私の場合は“最年少感”が出ないのが悩みでもあります(笑)。
ーーしっかりしているからこその悩みが。
笹原:でも、あえてラフにするのも自分じゃないなと思って。そこは難しいですね。
ーー確かに、ここから路線変更するのも違和感がありますしね。
笹原:そうなんですよ! 急におバカキャラになっても、自分が苦しむだけな気がします(笑)。なので「最年少だけど、しっかり者」というギャップを大事にしようと思います。
ーー最年少と言えば、KAWAII LAB.のオーディションを受けたときも、周りは年上が多かったのかなと思います。
笹原:はい。当時は中3だったんですけど、お姉さんが多くて「ここにいていいのかな?」と戸惑いました。でも、オーディションが終わって、帰りがけにお母さんから「どうだった?」と聞かれたときは、「もしかしたらできるかもしれない」と答えたのを覚えています。
ーーカッコいい!
笹原:ハハハ。あと、面白いエピソードがあって、私の隣にいたのがメンバーの鈴木花梨だったんですよ! たまたま横にいたふたりが、同じグループでデビューしてるのは感慨深いです。
ーー運命的なものを感じますね。ちなみにオーディションで大変だったことは?
笹原:当時は体型管理をめちゃくちゃ頑張っていて、家から最寄駅まで徒歩30分なんですけど、行きも帰りも歩いたり、家では有酸素運動をしたり。さらに食事制限もして、少しでも細く見えるように励んでいました。
ーー中3にもかかわらず、すごくしっかりしている。
笹原:それだけKAWAII LAB.のオーディションに賭けていました。面談で木村ミサさんに応募した理由を聞かれたときも「世界に羽ばたきたいです!」と力強く言いましたね。
ーーその後、KAWAII LAB. MATESを経て、MORE STARのメンバーに選ばれたときは、どんな心境でしたか?
笹原:自分でも驚くくらい冷静で、名前を呼ばれたときは普通にスタスタと歩いて行ったんですよね(笑)。そのときの空気的に「やったー!」と喜ぶ感じではなくて、かといってしょんぼりするのも変だなと思って。それで微妙な反応にはなってしまったんですけど、内心は安心したのがいちばんで。それこそオーディション前からずっと心配していて、そのひとつに「年齢が低いことが不利になってしまうかも」と思っていたんです。でも実際は、ミサさんは年齢ではなくて、実力や内面をしっかり見てくださる素晴らしいプロデューサーさんなので、私自身のポテンシャルを評価していただけたことが嬉しかったです。
ーーMORE STARの活動初期を振り返って、印象に残っていることはありますか?
笹原:オーディション前、CANDY TUNEのりのまる(福山梨乃)さんとお話しする機会があって。「受かっても落ちてもハグしに行っていいですか?」と聞いたら、「いいよ、頑張って!」と言ってくださって。いざメンバーに選ばれたあと、喜びの報告と一緒にハグすることができました。りのまるさんも一緒に泣いてくださり「本当によかったね」とお姉ちゃんのように喜んでくださったのが、いい思い出として残っています。
ーーおふたりはいつから親密な関係になったんですか?
笹原:りのまるさんは私がメイツだった時代から、みんなのことを見守ってくださっていて。SNS講習会を開いてくれたり、「メイツはこうしたら、もっと良くなるんじゃない?」とアドバイスをたくさんくださっていたんです。メイツのときから変わらず、今も頼れる先輩です。しかも、りのまるさんは上智大学を卒業していて、英語をひとつの強みにされているんです。そういう意味でも、親近感と憧れの気持ちがあります!
ーーMORE STAR結成から現在まで、ご自身のなかで成長したと思うところはどこでしょう?
笹原:いちばんは歌が成長したと思います! メイツに入りたてのときは、歌のことが何も分からなくて。アイドルって、愛嬌があってかわいくて高い声がベースだと思っていたので、それを無理やり出して喉を痛めてしまったりして、毎日泣いてはメンバーに慰めてもらう日々でした。本当に辛かったんですけど、素晴らしいボイトレの先生と出会って、喉を痛めないミックスボイスを教わりました。私がいちばん重視していたのが基礎トレなんです。最初は「基礎トレって本当に効果あるのかな?」と思っていたんですけど、いざやってみると前とは全然違くて。基礎トレのおかげで、この声があるなって思います。
あとは、KAWAII LAB.の先輩方は、それぞれに個性があるんですよね。私が歌でいちばん参考にさせていただいてるのが、FRUITS ZIPPERの仲川瑠夏さん。オシャレでチルい感じの歌唱が大好きで、きゅるきゅるなかわいい声だけがアイドルじゃないんだなって、るなぴさんから学んで今もお手本にさせていただいています。私はグループのなかでも声が低くて、ハスキーっぽいんですけど、その声を活かしてオシャレな歌い方をするのが、私の強みだなと思っていて。苦手だった歌を強みにできたのは、最大の成長だと感じています。