STARGLOW、誰も見たことのない“始まり” 運命の5人――なぜデビュー曲は「Star Wish」でなければならなかったのか?
「僕たちから見ても、STARGLOWっぽい曲」――デビュー曲「Star Wish」の核
――そして1月21日、待望のデビュー日がやってきます(取材は1月上旬)。デビュー日が近づいてきた今、どんな心境なのでしょうか。
RUI:ついに、ではあるよね。
GOICHI:うん。プレデビューからデビューまでの期間が思っていたよりも空いていたのですが、それがすごくよかったんだと思います。自分たちが「STARGLOWだ」という自覚を持てる期間でもあったし、落ち着いてデビューの準備ができました。あっという間ではありましたが、濃いプレデビュー期間でしたね。あとはやるだけです。
KANON:もうすぐだもんね。
GOICHI:「Star Wish」でデビューをしたら、また多くの人に知っていただけると思うんです。プレデビューとデビューという二段階があるおかげで、たくさんチャンスをいただいているな、って。また新たに気合いを入れ直したいです。
――やはりプレデビューとデビューでは、気持ちとして違う部分もありますか?
GOICHI:僕はちょっと違っている気がする。デビューとなると、完全にアーティストになるという覚悟が固まるというか。まだデビューはこれからだからわからないけど、気持ちの変化もありそうです。
ADAM:オーディションの最終審査からプレデビューまでの期間よりもずっと長かったので、プレデビューの時よりも確実にマインドセットができていると思います。
KANON:たしかに、プレデビューの時はSTARGLOWになってすぐだったから、ふわふわした部分があったかも。「やっと“STARGLOWになった”って公表できるぞ」という嬉しい気持ちが大きかったかもしれません。
RUI:僕はあまり変わらないかも。4年間BMSG TRAINEEとして頑張ってきて、プレデビューでSTARGLOWとして世に出て。プレデビューではあるけれど、まわりからは「デビューおめでとう」と言ってもらっていたので「俺、デビューしたんだな」とその時に強く思ったんですよね。BMSG TRAINEEとして頑張ってきたことが報われたという感情が、プレデビューした瞬間にいちばん出ていたというか。もちろん、本格的にデビューできることが嬉しいことに変わりはないのですが、気持ち的にはあまり変わらないんじゃないかなと思っています。
――となると特にTAIKIさん、KANONさんも近しい感情だったりするのでしょうか。
TAIKI:僕は、BMSG TRAINEEになる以前から練習をしてきていて、進む道の途中にプレデビューやデビューがあるという感覚なんです。なので、「デビューをしたから鼻が高くなる」という気持ちはないです。
KANON:BMSG TRAINEE期間も本当にありがたい環境ではありましたが、僕としては“下積み”というもどかしい期間でもあって。それを経て「やっとデビューできる!」という思いが強いですね。
――それぞれの思いはあれど、皆さん前を向き続けているということですよね。そして、デビューシングルのリード曲は「Star Wish」。TAIKIさんとGOICHIさんがラップ以外にも歌っているという新しい試みがあったり、相変わらず5人の歌声の個性が色濃く出ていたり、個人的にとてもSTARGLOWらしい楽曲だと感じました。
TAIKI:僕たちも「Moonchaser」で「STARGLOWってこういう感じなのかな?」というのがわかって、「Star Wish」で確実に方向性が理解できました。僕たちから見ても、STARGLOWっぽい曲だと思います。
ADAM:洋楽系のサウンドだけど歌詞は日本語というように、一曲のなかにもいろんな要素が入っていて。それが「Star Wish」の面白いところなんだと思います。あと、MVも気に入っていて。もう、監督さんが天才! 「Moonchaser」と同じ監督さんなんですが、僕たちのことを深く理解してくれている方です。
KANON:STARGLOWの魅力をどうしたら引き出せるのかをわかってくれている、というか。
TAIKI:ずっと撮り続けてほしいと思うくらいです。
――MVも必見ですね。前回のインタビューで、ADAMさんが「5人それぞれ違う声を持っていることがSTARGLOWの魅力」と教えてくださって。今回もその魅力は出ていますが、レコーディングをするにあたってはいかがでしたか。
GOICHI:まずSKY-HIさんのデモをいただいてからレコーディングに望むんですけど、その時点ではあまり「こう歌おう」「こうしよう」と固めすぎないで、現場でSKY-HIさんにディレクションしていただいて、それぞれの声を見つけていくという流れです。たとえば、「Star Wish」のサビはRUI、KANON、ADAMが歌っていますが、「ADAMはこういう歌い方だからRUIとKANONは自分の歌い方を出していいよ」「似せようとしなくていいよ」というようなディレクションをしてくださって。なので、自ずとそれぞれの個性が際立つんだと思います。
TAIKI:そうだね。
ADAM:僕の場合は、ラストのサビのフェイク。SKY-HIさんから「なんかいいアドリブある?」と聞かれて、そこでやってみたものが採用されました。ライブもそうなんですけど、決めすぎずに挑むのがいいのかもしれません。決められたことをやるのではなく、みんなで意見を出し合って作っています。
――クリエイティビティがある皆さんゆえ、ですね。それと、気になっている部分があって。TAIKIさんとGOICHIさんの〈Hold on to my wish to wish〉からのパート、おふたりとも淡々とラップをしている印象を受けました。あれは狙ってですか?
TAIKI:そこもSKY-HIさんと歌いながら作ったんです。そのなかで、「なんかこの歌い方、カニエ(カニエ・ウェスト/Ye)っぽくない?」みたいな会話があって。やりすぎないラップのほうが「Star Wish」には合うだろうということで、淡々と歌いました。そこのパートは歌声も含めて、すべてがトラックだと思っていて。なので、淡々とラップをしたほうがバランスとしてもいいと僕も感じたので、納得して歌いましたね。
――あぁ、なるほど。一般的には途中で一音だけ上げてラップをしたくなると思うんですけど、そういう意図があったんですね。
TAIKI:そうなんです。あえて単純な歌い方をしたのは、マジでイケてるなと思いました。
GOICHI:〈Hold on to my wish to wish〉は、1番はTAIKIだけが歌っていて、2番から僕が入るんですね。その感じもめっちゃ好き。ワントーン下げていく感じがお気に入りですし、「やっと俺が歌える!」という気持ちで入れるのも好きです。でも、歌い方は統一していて、楽曲にまとまりを出しています。
――あの感じ、私もすごく好きでした! RUIさんは相変わらず美しい歌声で。
RUI:ありがとうございます。でも、難しいですね。「Star Wish」って、STARGLOWの曲でないところで出会っていても、きっと「この曲いいな」と聴いていると思うんです。それに、リリックが結構抽象的なのも好きで。だからこそ、理想を求めてしまって、難しさを感じるんですよね。高い理想形があるから、それを越えられなかった悔しさ、みたいな。でも、歌っていてめっちゃ楽しいので、もっと練習していきたいですね。
KANON:僕も歌っていてすごく気持ちがいいです。「Moonchaser」はテンポも曲の展開も速いけど、「Star Wish」はリラックスして歌える。焦る部分もないので、ちゃんと“アーティスト・KANON”としてしっかり歌えていると思います。