BMSG TRAINEE ソロインタビュー Vol.8:REN「傷つくことを恐れちゃいけない」 究極の自己肯定が導く本当の道
BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、3つ目のボーイズグループを誕生させるべく行われた、BMSGによるオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』。その参加者でもあった面々が多く揃った今のBMSG TRAINEEは、最強の原石が揃っている。その強さとは、一体何なのか、どこからやってきたのか――。
リアルサウンドでは、3月18日、19日に行われる『BMSG TRAINEE SHOWCASE 2026 〜 Graduation Party for REN, YUTA, RAIKI, TAICHI, and ISANA 〜』を記念して、出演するBMSG TRAINEE 18名のソロインタビュー連載をスタートさせる。まっすぐに自分の理想を追い求めて、今この瞬間もひた走っているこの若き才能たちに、リアルサウンドは全力でベットしたいと思う。
第8回目には、RENが登場。RENが今回語ってくれたのは、まさしく自分論=REN論である。自分がなぜ現在その場所にいるのか、なぜ表現者を目指すようになったのか――その過程を理解し、どのように自分の気持ちが変化し、どのように自分自身のことを愛し、どのように自分の繊細さを認め、そしてなぜ“今のREN”が作り出されたのかを、彼はよくわかっている。信じられない強さと愛で生を重ねている18歳だと、あらためて思う。インタビュー終盤、将来どんな姿になりたいかと問うた時、RENは「いろんな人に愛を伝えられるアーティストになりたい」と教えてくれた。それを聞き、「ああ、間違いなくこの人はそうなる」と即座に確信を持てた。この確信を持たせてくれたのは、まさしくここで語ってくれたRENの自意識があってこそである。彼の自己肯定と他者へ注ぐ愛が導く革命、本当の道は、『THE LAST PIECE』を終えた今始まる――そう信じさせてくれるインタビューになった。(編集部)(火曜日・木曜日更新予定/全18回)
「自分は将来こうなるんだな」――幼心に抱いた表現者への憧憬
――生年月日を教えてください。
REN:2007年5月11日です。
――18歳の成人になって、何か変わったことはありましたか?
REN:モノの見方とか、責任の感じ方っていうのは変わった気がします。今までは“未成年”っていう括りで、何をしても親や大人がなんとかしてくれるだろうという意識がどこかあったんですけど、今は自分でちゃんと責任を取らなきゃいけないと思うようになりましたね。
――RENさんのいちばん古い、最初の記憶を教えてください。
REN:3歳ぐらいの時に、当時母親がEXILEさんのライブの動画を観ていて。その音楽に合わせて、食卓の上で踊ってた記憶があります。
――食卓! 高さはどれぐらいでした?
REN:ローテーブルですね。その上で踊ってました。
――テレビに映るダンスを真似して踊ってたんですか?
REN:3歳なので、真似もできてなかったと思います(笑)。本当にただ音に乗って遊んでいたというか。誰も見てなくても勝手に踊ってた記憶がありますね。EXILEさんの音楽に限らず、小さな頃から曲が流れたら踊っていました。
――小さな頃から踊ることは好きでしたか。
REN:好きでしたね。体を動かすのがもともと好きなタイプだったので、それがダンスに向いていった感じでした。
――小さい頃の将来の夢は何でしたか?
REN:いちばん最初に思い描いたのは、アーティストですね。パフォーマー、表現者でした。それこそ机で踊ってた3歳の頃から、「自分は将来こうなるんだな」って思いながら踊っていた気がします。
――当時のRENさんのなかでアーティストというのは、具体的に言葉にしていただくと、どんな人ですか?
REN:大きい舞台でスポットライトを浴びて、歌ったり踊ったり、パフォーマンスする人。踊っていると無心になれるというか、ひたすら没頭できるのがダンスだったんです。だから、小学校の頃はダンサーになろうと思っていて、“バックダンサー”や“振付師”って呼ばれる仕事をしたいと思った時もあったんです。で、別の事務所に所属していた時期に、何度かバックダンサーとしてステージに立たせていただいて、ナゴヤドーム(現バンテリンドーム ナゴヤ)とかでも踊らせていただきましたね。そのステージで踊りながら、「前に立ちたいな」「もっと目立ちたいな」って思ったんです。
――ローテーブルの上で踊っていた頃は、テレビを観て「歌って踊って、みんなを盛り上げるアーティストになりたい」って夢があった。その後に、ダンサーを目指す時期があったんですね。それは自分にとってダンスがどんどん大きい存在になっていったからなんでしょうか?
REN:はい。歌を歌うのも好きだったんですけど、ダンスを習っていたというのもあって、夢中になっていったんだと思います。歌は習ったこともなかったし、あの頃は人前で歌うことに自信もなかったです。中学生になってからは、ダンスばっかりやってました。
――ステージで踊りながら「前に立ちたい」と思ったのは、大きな転機ですね。
REN:もっと自分を伝えたいといいますか。ステージに立って、スポットライトを浴びて、キラキラしている先輩たちを近くで目の当たりにして、「こうなりたい!」って強く思ったんです。
――同じステージに立っていても、違いを感じた。
REN:感じましたね。でも、バックダンサーとしての楽しみ、キラキラ輝く人たちを後ろから支えるっていう楽しみも分かる。どっちが自分に合うかなと思った時に、小さい頃からアーティストを目指してたのもあって、「アーティストになろう」って決めました。
――『THE LAST PIECE』を受けようと思ったきっかけ、なぜ受けようと決心したのか、経緯を教えてください。
REN:中学3年生の頃は、前に所属していた事務所も辞めて、普通の高校生として進学しようと思っていたんです。でも、その時にたまたまBMSGのInstagramのストーリーズに載っていた「BMSG TRAINEE募集」っていう文字を見て。「最後にこれに挑戦して、受からなかったらダンスを辞めよう」と思ったんです。もともとアーティストを目指していたから、BMSGも好きで、『THE FIRST』も観ていたんです。最後だと思って挑戦したら、ありがたいことに合格することができて。BMSG TRAINEEとして活動させていただくなかで『THE LAST PIECE』が開催されると聞いたので、「やっとだ」という気持ちで挑みましたね。
――「絶対にデビューを勝ち獲る!」みたいな強い思いもありました?
REN:ありましたね。BMSG TRAINEEになってしばらくは非公開の育成生でしたし、誰にも言えずに黙々とレッスンを受けていた時期もありましたから。BMSG TRAINEEとして公開されてからも、自分のなかでいろいろ葛藤もあったんです。焦燥感というか、「早くデビューしなきゃ」っていう思いに駆られてしまう時期もあって。
――じゃあ『THE LAST PIECE』中は、どんな思いでしたか?
REN:安堵する瞬間は1秒もなかったです。(2次審査を通過してからも)「ここからやっと始まるな」っていう気持ちが強かった。だから、『THE LAST PIECE』中は「今までやったこと全部出せるかな?」という不安でずっと押しつぶされそうでした。「後悔しないように」と思いながら、BMSG TRAINEEを続けてきたので。
――なるほど。
REN:いろいろな場面で後悔しちゃいますね。オーディションでも「もっとできた」という気持ちがずっと付きまとうもので。悔しさが多いですね。
――でも、それは自分が求めているレベルがどんどん上がってるから、というとらえ方もできますよね。昨日より今日を求めるハードルが自然に上がってる、みたいな。
REN:ああ、それはあるかもしれないです。自分への期待値はすごく高いほうかもしれない。「もっと自分ならやれる」って自分に期待をして、上を目指すタイプだと思います。