着実に努力の成果も見えている。木村拓哉のラジオ番組『木村拓哉 Flow』（TOKYO FM）に出演した際、「Rock this Party」のダンス動画を見た木村が「（篠塚は）めっちゃ上手くなったよね」と驚くと、原も「振り覚えが速くなっている」と同意。篠塚は「今日もTeam“S”（ダンサーやパフォーマンスディレクターなどのスペシャリストチーム）の方々にレッスンしていただきました。振りがピタッとハマったとき、『あれ？　っぽくね？』って嬉しくなるんです」と答え、自身の成長を実感している様子がうかがえた。

　篠塚には、俯瞰して物事を見れる力と冷静さ、そして何より自分を卑下しすぎない健全な自己肯定感がある。だからこそ、諦めずに努力を続けられるのではないか。これは、グループにおいても、ファンにとっても大事なことだ。

　筆者自身、高校と大学で音楽をしていたが、その道で生きていくことへの憧れはあったものの、実現しようとは考えもしなかった。だからこそ、未経験からオーディションに挑んだ篠塚の姿に心を動かされた視聴者が多かったのだろう。

　篠塚にとって、これからの23歳の1年はこれまで以上に忙しくなるはずだ。まずは、心身ともに健康には気をつけて活動をしてほしいと願う。夢を夢で終わらせなかった篠塚は、これからますます大きく輝いていくだろう。

※1：https://www.oricon.co.jp/news/2391047/full/
※2：https://realsound.jp/2025/02/post-1929566.html