ワーナーミュージック・ジャパン、代表取締役社長兼CEO 小林和之が今年後半に退任へ
株式会社ワーナーミュージック・ジャパンは、代表取締役兼CEOの小林和之が今年後半に同職を退任予定であることを発表した。
小林の後任者は、時期が来たら発表するとのこと。小林は今後、当面の間社内に留まり、先月より同社会長に就任した北谷賢司と連携しながら、後任への引き継ぎに尽力する予定だという。
小林は2014年より10年間にわたり同職を務め、その間、あいみょん、THE YELLOW MONKEY、コブクロ、TWICE、MISAMO、ONE OK ROCKといったアーティストのキャリアの育成において重要な役割を果たしてきた。また、同社をデジタルファーストの国内主要レーベルの一つに進化させるべく、社内を率いてきた実績がある。
自身もアーティスト出身である小林は、EPICソニー社(現EPICレコードジャパン)でA&Rとしてキャリアをスタート。ディレクターおよびプロデューサーとして数々のアーティストを担当したのち、2002年10月に同社代表取締役に就任した。2008年3月にはソニー・ミュージックエンタテインメント社コーポレイトエグゼクティブに就任し、EPICレコードジャパン代表取締役、デフスターレコーズ代表取締役、Ariola Japan代表取締役を兼任。現職就任以前、直近ではソニー・ミュージックエンタテインメント社で音楽映像アセット、ライブ会場、チケット販売、雑誌出版事業を担うメディアグループを統括した。
小林和之 コメント
「ワーナーミュージック・ジャパンで素晴らしい旅路を共にしてくれたサイモン、そして過去と現在の全チームのみんなに、感謝を伝えたいです。また、山下達郎さん、竹内まりやさんを初め多くの偉大なアーティストの人生に携わり、歩んでこられたことは本当にありがたいことで、貴重だったと感じます。すべてには終わりがあるものであり、今が私にとって新たな一歩を踏み出すのに適切なタイミングだと考え、このたび決断をしました」
サイモン・ロブソン(ワーナーミュージック・グループ レコード音楽インターナショナル部門プレジデント) コメント
「Kazさんは、ビジネスエグゼクティブとしてアーティストに素晴らしい成果を届けてきたのみならず、彼らと深い信頼のもとで結ばれ、友情を育んできたあり方も、多くの尊敬を集めました。日本という非常に重要かつ独自性のある音楽市場で、当社ビジネスの進化に向けて会社を牽引してくれました。10年間にわたるKazさんの多大な貢献および功績に心から感謝しています」
■ワーナーミュージック・ジャパン公式サイト
https://wmg.jp/