Saucy Dog「馬鹿みたい。」×『キミとオオカミくんには騙されない』のタッグが実現 聴けば聴くほど“沼る”魅力

 ABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショー『キミとオオカミくんには騙されない』の放送がスタート。本番組は、日本の10代女性の約3人に1人が観ている「ABEMA」のオリジナル恋愛番組ジャンルの最新作(※1)。“女子高生が主役”の本作では、恋をしているフリをする「“嘘つき”オオカミくん」が1人以上紛れ混んでいる“最高彼氏”候補たちと彼女たちが、デートや共同作業を通してひと夏のちょっぴり大人な本気の恋に踏み込んでいく姿を、生放送を交えたリアルタイムで追いかけている。また、参加している男性メンバーの中に「“嘘つき”オオカミくん」が最低でも1人以上混ざっており、視聴者が“「オオカミくん」は誰か?”の予想合戦を繰り広げられる恋愛リアリティーショーになっている。参加者に感情移入ができるのも恋愛リアリティーショーの醍醐味であり、ヒットの要素にもなっているが、そこに“オオカミ探し”というゲーム性を加え、視聴者の予想合戦を多様化させ、シェア(共感)に繋げていったことが大ヒットシリーズになった理由だと考える。    

#キミとオオカミくんには騙されない 2024.8.11 Sunday start 🐺🩵 #オオカミくん #恋愛リアリティーショー

 8月11日の初回放送にて、最新作では「オオカミくん」が3人いること、タイトルの『キミとオオカミくんには騙されない』の“キミ”が視聴者であること、“オオカミくんだと思う男性”を視聴者に投票してもらうなど、視聴者のリアルな反応やアクションが恋の行方を左右する視聴者参加型であることが公開された。男性8人と全員女子高生の女性5人、計13人が描くこの夏の恋愛模様。第1話から告白シーンや、1対1でいいムードになるシーンがばんばん飛び出す中、最後に女子高生・きゃすみる(辻加純)が語った「3年ぶりくらいの青春を今一気にキュッってしてるから、キャパオーバーです」という言葉が、13人の恋愛物語の始まりを告げている。その後、夕暮れが微かに残る薄闇に覆われた海辺で、13人が花火を楽しむ様子が映され、恋の儚さを思わずにいられなかった。

【1話フル】「もうキスじゃん」イケメン男子からの猛アピールが止まらない...!?❤︎ | 毎週日曜よる9時ABEMAで放送🐺🩵 #オオカミくん #恋愛リアリティーショー

 このシーンに重なるように流れてくるのが、本作の主題歌を担当したSaucy Dogの「馬鹿みたい。」である。このバンドのほとんどの詞曲を手掛ける石原慎也(Vo/Gt)が書いた歌詞は、恋愛に翻弄される女性の心理を軸に描いており、「馬鹿みたい。」でも出演者たちの多くの感情が目まぐるしく動く恋愛リアリティーショーの番組性を見事に表現している。“感情表現”をメインにしたことで、どんなシーンともマッチングするだろう。そういう意味でも、番組との親和性も非常に高い楽曲に仕上がっていると思う。

【主題歌解禁】 Saucy Dog 書き下ろし主題歌「馬鹿みたい。」 #キミとオオカミくんには騙されない 🐺初回は8/11(日)よる9時放送スタート🩵#オオカミくんss

 2017年からスタートした『オオカミ』シリーズは、最新作『キミとオオカミくんには騙されない』でSeason14を迎える。その主題歌は、どの時代も番組のメインターゲット層である、10代、20代に支持されるアーティストを起用してきた。最近では、Vaundy(「そんなbitterな話」「恋風邪にのせて」)、Aimer(「オアイコ」)、back number(「黄色」)などが番組のために主題歌を書きおろしているほか、過去には、あいみょん、サカナクション、RADWIMPSなどの楽曲も主題歌として番組を彩っている。

 Saucy Dogは、石原慎也、秋澤和貴(Ba)、せとゆいか(Dr/Cho)から成るスリーピースバンド。デビュー当時から、石原が作り出すグッドメロディ、恋愛中の揺れ動く心の機微を独特の言葉選びで描写する歌詞が“刺さる”と、注目を集めていたバンドだ。2017年に初の全国流通作品となる1stミニアルバム『カントリーロード』をリリースして以降、大規模アリーナツアーの成功や大型ロックフェスへの出演などライブ活動も勢力的におこなっている。

 彼らのブレイクのきっかけとなった「シンデレラボーイ」(2021年)をはじめ、他にも「結」(2020年)「あぁ、もう。」(2021年)「魔法にかけられて」(2022年)などの楽曲がBillboard JAPANチャートで1億回を突破している。リリース年が違う曲が並んでいるのは、ある曲をきっかけにSaucy Dogを知ったリスナーが、サブスクで他の楽曲も聴いている結果だと考察する。聴けば聴くほど“沼る”。それがSaucy Dogの楽曲の最大の魅力だ。この“沼る”という感覚は、出演者の感情に“浸る”(感情移入する)ことも重要なファクターである恋愛リアリティーショーの醍醐味とリンクする。

Saucy Dog「シンデレラボーイ」Music Video <5th Mini Album「レイジーサンデー」2021.8.25 Release>

 2024年になってから、Saucy Dogは「この長い旅の中で」「poi」、そして「馬鹿みたい。」と3曲のデジタルシングルをリリースしている。「この長い旅の中で」では、せとゆいかのコーラスとギターでサイケデリックなアプローチを見せた。そしてソリッドでキレのあるギターから始まる「poi」では、途中でテンポを変え、サウンドスケープのような音像を描くなど両作とも彼らのチャレンジが伺える楽曲となっている。加えて、石原が手掛けるメロディのバリエーションも格段に増え、サウンドのスケール感も増している。バンドが確実にボトムアップしているのを感じずにはいられない。

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