アンコールでは、1stアルバム『NO.A』から「Fireworks」と「Highway」が披露された。「Fireworks」では、バックスクリーンの夜空に咲き乱れる花火の映像が映し出され、夏ならではの演出が会場をより高揚させていく。

　本公演のシアター上映開催を発表し、観客との記念撮影を終えると、NOAは「今回のライブのタイトルは『“Primary Colors” IN TOKYO 〜You ready for this?〜』という、『準備できてる？』という意味合いにしてみました。だからこそ、皆さんに観ていただいた時に『これはすごいな』『観たことないな』と思っていただけるようなショーを作るために今日まで頑張ってきました」とコメント。

　また、昨年の有明アリーナ公演以降、大きな壁に直面したことも明かした。しかし、ファンの存在が支えとなり、その壁を乗り越えることができた、と――。そして、音楽への情熱とファンへの感謝の気持ちが、困難を乗り越える原動力となったのだと語る。

　最後に「今年はホールツアーもあるので、そこで皆さんのことを待っています。その日までいろいろなことがあるかもしれないけど、絶対にそういった幸せな日々が来るからって信じて、一緒に頑張っていきましょう」「皆さんに伝えたい想いをのせて、最後はこの曲を聴いてください」と語り、ファンの声を収録して完成させた「00:02 (You & I)」を歌い、この日のライブは幕を閉じた。

　アグレッシブなダンスナンバーからエモーショナルなバラードまで、NOAの多彩な才能と魅力が存分に発揮された『NOA “Primary Colors” IN TOKYO 〜You ready for this?〜』。アルバムで表現した自身の複数の“人格”がライブパフォーマンスを通じて、見事に体現されたこのライブは、新たなチャプターにおけるNOAの飛躍を期待させるものとなった。

　今秋に開催を控える全国ホールツアーでも、気迫のこもった熱いパフォーマンスでNOAはきっと多くの人々を魅了してくれるはずだ。

※1：https://realsound.jp/2024/05/post-1674651.html

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