新曲「暁桜」のパフォーマンスが始まると、ダンサーズが再びステージに登場。メジャーデビュー曲「ambiguous」と観客の心を捉えた共唱が際立った「grilletto」の演奏で、観客の熱気は後半戦に向けて加速していく。「BLAZING」を歌う間、MARiAがステージから降りて観客とハイタッチを交わし、その後tokuもステージ前方に登場することで、会場の盛り上がりは頂点に達した。和のメロディを取り入れた「オオカミ少女」を経て、最後に「約束 -Promise code-」でこの夜を締めくくった。

　「今年は本当に飛び回る1年で、奇跡のような時間を過ごしました。しんどい時もあったけど、ステージに立つと本当に幸せ」「みんなの笑顔が歌う理由です。海外で活動していても、日本のみんなの支援を感じていました。距離や国境を越えて私の歌を愛してくれるみんなのために歌い続けます」そう述べたMARiAは、ファンへの深い感謝を込めた「Reason」をアンコールで歌い上げる。MARiAの言葉には、経験の数だけ、その重みと覚悟が込められていた。

　GARNiDELiAの音楽が国境を越え、異文化の中でも高く評価されているのは、彼らの音楽性と人間性が深く共鳴しているためだろう。2024年6月30日 日比谷野外音楽堂での公演を含むワールドツアーの開催も発表されたこの日。彼らの音楽が単なる音の集合ではなく、心に触れる芸術作品としての魔法のような力を持っていることが改めて証明された。今年、メジャーデビュー10周年を迎えるGARNiDELiAは、世界的に予想不可能な速度で進化を遂げていく。その活躍から視線を外す余裕はない。

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■セットリスト
1.Future Wing
2.Beyond the sky
3.Burning Soul
4.my code
5.Arrow of Love
6.フタリ座流星群
7.アイコトバ
8.オトメの心得
9.はじめてのクリスマス
10.further
11.ORiON
12.Harmony
13.暁桜
14.人魚姫
15.ambiguous
16.grilletto
17.BLAZING
18.オオカミ少女
19.約束 -Promise code-
EN1.Reason