いよいよライブはラストスパートへ。「TONIGHT」「Freaky boy」で、フロアをこの日いちばんの熱狂へと導き、YUは「たくさんのエネルギーをもらいました、ありがとう。これでまた僕らはいい音楽が作れます。それをまたみんなが聴いて、なんてプラスな好循環なのでしょうか、みなさん」と胸の内の充実感を丁寧に語った。

　続けて、この先も自分たちで選んだ道を突き進んでいくという覚悟を伝えた後、フロアに向けて「たった一度きりの人生、無駄にしないでください」と力強く呼びかけ、「君たちは美しい。そして同時にカオスです」と一人ひとりの観客を高らかに讃える。そして、本編ラストの「Beautiful Chaos」へ。混沌としたサウンドを貫くように響く〈We are so beautiful〉という渾身の言葉の余韻が、本編終了後もいつまでも胸のなかに残り続けた。

　アンコールでは、「LEMONADE」でこの日の熱狂のピークを再び更新してみせ、その後は、誕生日を控えたCHOJIをサプライズで祝う一幕へ。そして最後にYUが「『RUNWAY』には、同時に“滑走路”という意味があると思っていて」「この先の人生、掴み取りたいものを掴み取りに行ってください」「成長してまた会えるのを楽しみにしています」というエールを送り、ラストナンバー「PAINT」でこの日のライブとツアーを鮮やかに締め括ってみせた。総じて、4人の最新モードを感じられただけでなく、ここから幕を開けるアイドラの新章への期待がさらに高まるような素晴らしいライブだった。

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