2023.09.13 13:00

BOYNEXTDOORは“リアコペン”製造グループに？　1st EP『WHY..』のストーリーと重なる成長スピード

文＝K-POPゆりこ、画像提供＝(P)&(C) KOZ Entertainment.

メンバー自ら楽曲制作に参加、遊び心と才能を感じる歌詞にも注目

　彼らを支えるプロデューサー陣についても触れておきたい。BOYNEXTDOORの全体的なプロデュースを行うのはKOZ ENTERTAINMENTの代表プロデューサーであり、アーティストとしても活躍中のZICO。2011年にBlock Bのリーダーとしてデビュー、当時からセルフプロデュース力を発揮している元祖・作曲ドルの代表選手だ。アイドルとして、クリエイターとしてあらゆる経験をし、実績を出してきたZICOはBOYNEXTDOORにとって非常に心強い存在に違いない。さらに今作はこれまでZICOの代表曲「Any Song」をはじめ「Safing(Prod. ZICO)(Feat. Homidle)」、「MOVE(Prod. by ZICO)」などをヒットさせた“ZICOの相棒”Pop Timeがプロデューサーとして参加。以前インタビューで話していた「ビジュアルを想像しながら曲を作る」という彼の言葉通り、ダンスと音が調和する楽曲となっている。

　BOYNEXTDOORはポップで躍動感あるMVと楽曲にも定評があるが、歌詞にもぜひ注目していただきたい。「But I Like You」のサビに出てくる〈돌아버리겠다（トラボリゲッタ／訳：おかしくなりそうだ）〉と「But Sometimes」での〈꺼져버려 제발（コジョボリョチェバル／訳：消えてしまえ頼むから）〉〈네가 보고 싶다（ニガポゴシッタ／訳：君が恋しい）〉と似たリズムで繋がっていたり、歌詞の中に友人の名前としてZICOの本名・ジホが出てきたりと、遊び心満載だ。特に〈너 기대라고 넓혀놓은 내 어깨는 이젠 지하철 속 장애물일 뿐이야（訳：君のために広げた俺の肩幅はもう電車で周りの迷惑になるだけ）〉という部分は筆者のツボにハマってしまった。悲しい失恋の歌なのにどこかクスッと笑わせてくれる。

　誰かの「理想の彼氏」や「憧れの王子様」ではない、親しみやすい魅力を感じさせてくれるBOYNEXTDOOR。でも筆者は彼らを“リアコペン（ガチ恋勢）”製造グループになるのでは？　と予想する。音楽も含め常に「隣にいてくれる」からこそ、気がついた時には深い沼にハマって抜け出せなくなるので覚悟が必要だ。

■リリース情報
BOYNEXTDOOR
1st EP『WHY..』
発売中
配信URL：https://boynextdoor.lnk.to/why_jp
CD形態：『WHY..』（DAZED ver.）、『WHY..』（MOODY ver.）
『WHY..』（LETTER ver.） ※計6形態
各販売価格：『WHY..』（DAZED ver.）、『WHY..』（MOODY ver.）各2,915円（税込）
『WHY..』（LETTER ver.）各1,980円（税込）

販売サイト
★BOYNEXTDOOR Weverse Shop JAPAN
『WHY..』
・2形態セット
https://weverseshop.onelink.me/BZSY/98tbjojy　
・単品(2形態中ランダム1形態)
https://weverseshop.onelink.me/BZSY/vmxay2aj　
‘WHY..’（LETTER ver.）
・6形態セット
https://weverseshop.onelink.me/BZSY/i93b4z8a　
・単品(6形態中ランダム1形態)
https://weverseshop.onelink.me/BZSY/5czxflih
★UNIVERSAL MUSIC STORE
『WHY..』
・2形態セット
https://umusic.jp/riPAEKL1
・単品(2形態中ランダム1形態)
https://umusic.jp/5Cc1jjzO
『WHY..』（LETTER ver.）
・6形態セット
https://umusic.jp/PUcG7QSY
・単品(6形態中ランダム1形態)
https://umusic.jp/6bA6Svdh