日向坂46 影山優佳、やりたいことをすべてやり尽くすーーグループ大躍進の功労者としての5年間を凝縮した卒業セレモニー

 直前の怪我で四期生の竹内希来里が欠席となってしまったが、イベントには一期生から四期生までの31名が登壇。客席が終始、影山のペンライトカラーである赤で染まる中、イベントはまず「影山優佳の知りたい11のことクイズ」と題したコーナーからスタートし、期別対抗で優勝を競い合った。一緒にいた時間が長かったことから一期生有利かと思われたが、途中までは各期同点と均衡した勝負を見せる。しかし、最終的に二期生と三期生が同点優勝を遂げると、一期生が申し訳なさそうにその場から離れようとする団体芸で会場の笑いを誘った。

 続いて、影山が昨年4月から今年3月までパーソナリティを務めたラジオ番組『ローソン presents 日向坂46のほっとひといき!』(TOKYO FM)の公開収録を敢行。ここでは、同番組で同じくパーソナリティを務める同期の佐々木美玲とともに、リラックスモードのトークが展開されていく。事前に募ったメールが読み上げられたり、お馴染みのコーナー「日向坂コールセンター」が実演されたほか、佐々木美玲からのムチャ振りで影山が即興ラップに挑戦するハプニングも発生。最後は番組アフタートークとして、現在佐々木美玲とともに二代目パーソナリティを担当する河田陽菜、富田鈴花も加わり、文字通り“ほっとひといき”するような時間を楽しむことができた。

 その後は、一期生から四期生までがステージに勢揃いし、影山へ気になる質問をぶつけていく。ここでは、影山が逆上がりやマット運動が苦手であることが明かされ、何もかも完璧にこなすように見える彼女にもできないことがあるんだと、同期の潮紗理菜が笑みを浮かべる一幕も。さらに、四期生の藤嶌果歩から「ライブなどでカメラが向けられたときの、ポーズのバリエーション」を相談されると、影山は音楽に合わせて多彩なポーズを披露し、後輩へエールを送った。

 バラエティ色の強い企画が目白押しだったイベント前半パートは、まるで自宅のテレビで日向坂46の冠番組を観ているような感覚に陥るなど、終始メンバー同士の仲の良さや愛情の強さが感じられ、おひさま(日向坂46ファンの呼称)にとっては至福の瞬間だったのではないだろうか。そんな心地よい時間を経て、いよいよライブパートへと突入。ここから、否が応でも影山の卒業を強く意識させる瞬間が続いていく。

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