とはいえ、そうした山田のスタンスに理解を示している友人たちに恵まれ、しっかり息抜きはできている様子。親友と家でご飯を食べているときに、共演を通じて仲良くなった坂東も参加したという話もラジオで語られていた。また、山田が少々サイズが大きくて着ていなかったシャツを坂東にプレゼント。そのシャツを着用した写真を坂東がInstagramにアップしていたこともあった。

　さらに、そんな山田の交流関係に北村も仲間入りしそうな予感だ。撮影の合間にゲームの話をしたところ、北村が「相当なゲーマー」だと感じた山田。ゲームをするならPCを買ったほうがいいと助言した翌日には早速「PC買いました！」と報告してくれたのだと、嬉しそうに話していた。さっそくふたりは“フレンド”になり、ゲーム仲間として親交の深い吉沢亮と「3人でちょっとやろうかっていう話をしてます」とも。

　「いい出会いをしたな」と振り返っていた山田。もちろんそれだけ慕われるのも、ビジュアル面での徹底した管理、そして現場でのコミュニケーションの取り方など、やはり山田のプロ意識の高い仕事っぷりがあってこそだろう。橋本もクランクアップ時に「東郷さんとのシーンが一番多かったのですが、初めて一緒にお芝居をしたとは思えないくらい、テンポのいい掛け合いができた気がします」と「東郷が山田くんで本当によかった」とコメントを残していたのが印象的だ。

　ドラマが始まる直前のラジオでは「僕はそんなにスラッとしてないし」「どういうところで王様らしさを見せていくべきか」と漫画原作ゆえに出来上がったキャラクターとのギャップに苦労していたようにも感じた。だが、放送された今となっては山田が演じた東郷だからこそ、これだけ楽しめたと言える。今後もそのストイックな姿勢で、真摯に作品や共演者と向き合っていく山田の活躍が楽しみだ。