歌詞を参照すると、〈光速 hypertonic〉〈暴走してる boosterz〉のようなワードも楽曲全体の推進力を生み出していることがわかる。そして、「LIVE」「車のDRIVE」「DRAMAシーンやDRAG RACEシーンのD」を掛け合わせた造語である「D-LIVE」をコンセプトに制作されたMVも圧巻。イントロの千手観音ダンスやアウトロでのランニングマンをはじめ、サイドブレーキを下ろす振付やハンドルを切る振付など、車にまつわるキャッチーなダンスはもちろん、メンバーの人数＝16人に合わせた16台のスラムドカーによる迫力の走行シーンも見どころだ。楽曲だけでなく、パフォーマンスも加わってはじめて作品が完成するといっても過言ではない。ライブツアーのキックオフソングにふさわしく、ステージ上でオーディエンスの声援を浴びることでさらに魅力が増大する楽曲といえるだろう。

　この「16BOOSTERZ」を携えて全国各地で「暴れ回る」THE RAMPAGEの16人。ツアーが無事に成功し「16BOOSTERZ」のパフォーマンスにさらに磨きがかかって凱旋することに期待したい。

※1：https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2023-05-03