また、指示を出す芸人と、それをもとに行動するメンバーの世代の違いも面白い。櫻坂46のメンバー4人は全員20代。対して、仕掛ける側の芸人たちは40〜50代のベテランが多く、もはや親子ほどの歳の差が離れている。このジェネレーションギャップゆえに、出された指示をメンバーが完全に理解できないことがあり、逆にそれが功を奏して笑いに繋がるケースもあった。「織田無道」が「横断歩道」に“誤変換”されたシーンはその好例である。

　他にも、上田晋也の攻撃的な芸風と“狂犬”小林の親和性や、関西弁で生き生きとする兵庫県出身の井上など、多くの点で相性の良さを感じる同企画の櫻坂46。とはいえ、基本的に彼女たちは日夜パフォーマンスに励む正統派のアイドル。坂道グループの一員として活動する彼女たちだからこそ、“インストール”された姿がウケているのだろう。