「SMAP兄さんたちはツンデレがすごい」

　藤ヶ谷と5人の再会・共演が楽しみなのは、その独特な掛け合いを見たいというところもある。今回のラジオで、藤ヶ谷は「やっと最近になってツンデレの変換が素早く上手にできるようになってきた」と明かしていたのがそれを象徴していて面白かった。中居は療養中のピンチヒッターを務めた藤ヶ谷について、復帰した後にすぐさま「僕のほうがいいですよね」と話していた。だが、それは中居にとっては褒め言葉の裏返しだ。

　藤ヶ谷も「“よくないなー”とか“だめだなー”とか冗談で、ツンデレだってわかってても切り替えせなかった」というが、最近では「あいつ最悪だな」→「あいつ最高だな」、「僕のほうがいいですよね」→「あいつすごい良かったよな」と脳内変換がスピーディーにできるようになったそう。復帰後の番組で「僕のほうがいいですよね」と言われたことも「改めて僕のほうがよかったなって思ってます、アハハハ（笑）」と嬉しそうにリアクションしていた。

　木村がゲスト出演したときの『A-Studio＋』でも、そんな“ツンデレSMAP兄さん”を感じさせるやりとりが見受けられた。番組冒頭で藤ヶ谷は先輩の木村が着席するのを待って座ろうとしたのだが、木村は逆にMCである藤ヶ谷を座らせようと促す。「いやいや、先輩！」とドギマギする藤ヶ谷に乗っかって、今度はMCの笑福亭鶴瓶も立ち上がり、「いや、先輩です！」とさらにまごつく藤ヶ谷の様子が微笑ましかった。

　ちなみに、この日藤ヶ谷が履いてきたのは木村からプレゼントしてもらったというデニム。そうしたところも、SMAPメンバーに藤ヶ谷が可愛がられる理由なのだろう。もらったモノはそのストーリーも含めて大切にし、事務所が異なっても変わらず先輩後輩として敬意と親しみを持って再会を喜ぶ。ぜひとも藤ヶ谷の目標が早めに叶い、このラジオでその報告が聞けることを楽しみにしている。