Snow Man、『大病院占拠』で三度目のドラマ主題歌　「Make It Hot」「Secret Touch」で見せてきた一面

　1月14日にスタートしたドラマ『大病院占拠』（日本テレビ系）の主題歌に、Snow Manの新曲「W」が起用されている。すでに第1話のラストで放送されており、MENT RECORDING公式ホームページ内でも試聴できるようになっている。同曲は、ドラマのために書き下ろされた新曲。疾走感溢れるクールなサウンドが印象的だ。「今回はドラマの出演はなく、アーティストとして、先輩である櫻井（翔）さんが出演されるドラマを盛り上げていきたい」（※1）とメンバーもコメントしている通り、先輩である主演の櫻井を歌でバックアップしていくこととなる。

　そんな「W」は、Snow Manにとってドラマ主題歌3作品目。1作品目はSnow Man・岩本照、ラウール、渡辺翔太、目黒蓮が主演を務めた『簡単なお仕事です。に応募してみた』（日本テレビ系）の主題歌「Make It Hot」だ。同曲もドラマのラストに流れ、ストーリーを盛り上げることに一役買っていた。9人体制になって初めてのオリジナル楽曲で、当時まだ幼さが残っていたラウールの高い声と年長メンバーたちの深みのある声のコントラストが特徴的であった。クールなサウンドのダンスナンバーで、Snow Manがいかに踊れるグループであるかを表しているようでもある。だからこそ、ダイナミックなダンスパフォーマンスも同曲における注目すべきポイントだ。ちなみに振り付けを担当したのは、A.B.C-Z・五関晃一。彼の振りによってシンプルなカッコ良さが引き立つ仕上がりになっており、五関の才能も感じることができる。

　2作品目は、目黒がなにわ男子・道枝駿佑とW主演を果たした『消えた初恋』（テレビ朝日系）の主題歌「Secret Touch」。『消えた初恋』では、なにわ男子の「初心LOVE」と同曲がW主題歌になっており、両曲とも違ったアプローチでドラマを盛り上げていた。「Secret Touch」は高校生のピュアな恋愛が描かれている作品に寄り添うかのようなミディアムバラードで、デビュー以降のシングルにおいては初のテイスト。冒頭部分を歌う目黒の切ない歌声をはじめ、メンバーたちの温かみのある歌声が、楽曲にもドラマにもピッタリだ。もちろん、パフォーマンスも必見。ミディアムナンバーのトーンに合わせてボディウェーブを多用するなど曲線が意識されているダンスが見られる一方、振りのスピードが決して遅くないため単なるエモーショナルなダンスにとどまっていない。ここでもSnow Manの新しい一面が垣間見えていた。