Billboard JAPANの「TikTok Weekly Top 20」は、TikTokにおける視聴数のみならず、楽曲がどのように使われて視聴されているのかを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの11月30日付のTOP10は以下の通り（※1）。

1位：HoneyWorks「可愛くてごめん (feat. かぴ)」
2位：NiziU「Blue Moon」
3位：Repezen Foxx & SPRITE「XOXO」
4位：SHAUN「Way Back Home (feat. Conor Maynard) [Sam Feldt Festival Mix]」
5位：8LOOM「Melody」
6位：Ninja We Made It.「福沢諭吉」
7位：THE SUPER FRUIT「チグハグ」
8位：ヤングスキニー「本当はね、」
9位：NCT DREAM「Life Is Still Going On」
10位：タケノコ少年「そうだった！！ (feat. 初音ミク)」

　今年も残すところあと1カ月。11月最終週のBillboard JAPAN TikTok Weeklyチャートをチェックしながら、いまTikTokを沸かせている楽曲たちを見ていこう。

　16週連続チャートインを果たしたTHE SUPER FRUIT「チグハグ」のロングヒットを筆頭に、SHAUN「Way Back Home (feat. Conor Maynard) [Sam Feldt Festival Mix]」やHoneyWorks「可愛くてごめん (feat. かぴ)」が8週連続チャートインするなど、一度火がつくと拡散が拡散を呼び、なかなか人気が冷めることがないTikTokチャート。いわゆる「やらかし、衝撃、ぴえんエピソード」のラストに楽曲を引用することが流行しているTHE SUPER FRUIT「チグハグ」をはじめとして、SHAUN「Way Back Home (feat. Conor Maynard) [Sam Feldt Festival Mix]」であれば「歌ってみた」のようなカバー動画やダンスカバー動画といったパフォーマンス系の動画で引用投稿され続けている一方で、HoneyWorks「可愛くてごめん (feat. かぴ)」はメイクアップ動画を中心に楽曲が引用されるなど、楽曲ごとにTikTokでの拡散傾向が分かれているようだ。このようにすでにTikTokでさまざまなジャンルで定番になりつつある引用楽曲がひしめき合うBillboard JAPAN TikTok Weeklyチャートに、初登場にして2位を獲得したのが、NiziUの新曲「Blue Moon」である。

　今年のNiziUは、2ndデジタルシングル「ASOBO」や3rdシングル曲「CLAP CLAP」をリリースするだけでなく、初のライブツアー開催や東阪ドーム公演開催など精力的な活動を見せてくれた。年末には、デビューから29日で出場を果たしたことが記憶に残る『NHK紅白歌合戦』へ3回目の出場が決まっており、2022年も最後の最後まで全速力で駆け抜ける彼女たちから、今年の締めくくりに届いたのが4thシングル曲の「Blue Moon」である。