このように設定の多い癖の強い役にも果敢に挑戦してきた渡辺。彼の活動を見ていると、自ら表現したいことを追求するというよりは、求められたことに応えていくことにやりがいを感じている部分が多くあるように感じる。「こんな渡辺翔太を見てみたい」という制作陣やファンの声に応えていくこと、「役」という求められる姿がある演技というフィールドは、渡辺にとってまだまだ活躍の可能性が秘められていそうだ。シャイな性格ゆえに王道ラブストーリーへの挑戦は一段階ハードルが上がりそうだが、そのような役にもいつかトライしてほしい。

　『世にも奇妙な物語』出演に際し「決まった未来はなくて、今の自分たちで未来は変えられるということが台本を読みながら感じました。自分の中ではグッとくる作品だなと思います」とも語っていた渡辺が、今後どのような未来を切り開いていくのか。しっかりと見届けていきたい。

※1：https://realsound.jp/movie/2022/11/post-1173794.html