NMB48 川上千尋&上西怜&泉綾乃、熾烈な投票選抜で勝ち取ったそれぞれのポジション キャリア重ねたメンバーが見据える未来
「いつかは一人でセンターに立ちたい」(上西)
ーー上西さんは惜しくも3位という最終結果になりました。ステージでの涙は悔しさから流れ出たということですか?
上西:『恋と愛のその間には』でのセンターは『NAMBATTLE2』の期間のセンターでもあったので、そのプレッシャーに勝てなかった、ファンの期待に応えられなかった悔し涙でしたね。
ーー上西さんは以前から「センターに立ちたい」と公言してきていますが、単独でセンターに立ちたいという思いもより強くなったのではないですか?
上西:いつかは一人でセンターに立ちたいって思いますし、期待していただけるNMB48の選抜にしたいとも思っています。
ーー一方でファッション誌のレギュラーモデルに決定し、着実に夢を叶えています。
上西:私にとってグラビアは活動の中で一番楽しいお仕事です。その裏で自分はモデルになるためにNMB48に入ったので、私がやっていることは意味があるのかなと思う時期もありました。でもこうしてグラビアで名前を知ってもらった後、自分の夢に一歩近づけた気がして、今までのことは無駄じゃなかったんだと思えて嬉しいです。
ーーグラビア誌とはまた違った顔が見せられますね。
上西:そうですね。ファッションとグラビアでは身体の見せ方が全然違うので、自分自身も勉強できるのが楽しみですし、アイドルの時とはまた違った私を見せられたら嬉しいです。
ーー川上さんは『NAMBATTLE2』が終わってからのこの半年間で、上西さんとペアになって仕事をする機会も多くあったと思います。アイドル誌の表紙を2人で飾っていたりもしますよね。以前と比べて仲は深まりましたか?
川上:うーん。
上西:えー! ひどい! めちゃめちゃ仲良くなりましたよ!
川上:これぐらい仲いいです(笑)。
上西:2人とも壁を作りがちなタイプなんですけど、いっぱい話せるようになって、ちっひーさんは心から甘えられる私にとっては数少ないメンバーです。ちっひーさんの壁は壊れたと思ってます。
川上:壁を壊してくるんですよ(笑)。怜ちゃんって仲が良いこじりん(小嶋花梨)のことをいたずらな顔でいじったりしているんですけど、それを最近私にもしてくるようになって。本当に仲良くなってきたなって思います。
「諦めなくてよかったなって素直に思えた」(泉)
ーー泉さんは9位で初選抜入りを果たしました。ここまで長かったですね。
泉:長かったです。選抜に入りたいと思い続けてもう5年目なので、ファンの皆さんから選抜メンバーに選んでいただけたことはすごく嬉しいです。諦めなくてよかったなって素直に思えました。
ーー今回のシングルでも選抜入りしている安部若菜さん、塩月希依音さん、山本望叶さんといった同期が先に選抜として活動していました。
泉:同期が選抜に入ることは嬉しいことだったんですけど、後輩がどんどん選抜に入っていくと悔しい思いは強くなっていきました。7期生が入っていたり、後輩がどんどん前にきていることが多かったし、今ではドラフト3期生も中堅の立ち位置になりつつあるので。
ーーその中でも今回、前田令子さんが一緒に初選抜入りしているのは泉さんとしても嬉しいことですよね。
泉:嬉しいです。ともに5年間選抜に入れずに悩み続けてきた2人で、一番自分の気持ちを分かってくれるメンバーだと私は思っています。同期のドラフト3期生からも今回多く選抜入りしているので、私たちがもっとNMB48を盛り上げていく存在になれたらいいなと思います。
ーー泉さんはリアルサウンドに初登場ということで、川上さん、上西さんから見た泉綾乃というメンバーのキャラクターや魅力を教えてほしいです。
川上:私自身も初選抜までに5年かかっていて、あーのん(泉綾乃)とは重なる部分があります。アンダーガールズでの期間が長い子って、なんでもこなせるんですよ。秘めてるポテンシャルが高いし、表情にしてもダンスにしても、ちゃちゃっとこなしているようでも、すごく努力をしている。あーのんって控えめに見えて、めちゃめちゃ負けず嫌いだと思うんですよ。この選抜に入ったからこそ、そういう内に秘めた熱い気持ちをファンの人に知ってもらえる機会になったらいいなと思います。
上西:普段めちゃめちゃ可愛くて、いろんなメンバーに甘えるあーのんなんですけど、ステージに立つとキレキレのダンスを踊ったり、その中にしっかり可愛さだったり隙を見せるあざとい技を身につけていたりして、「THE アイドル」な子なんです。普段から愛嬌も礼儀もあって、メンバーだけじゃなくスタッフさんへの気配りもちゃんとできる、本当に素敵なメンバーですね。
泉:嬉しいです。メンバーの方からこうやって言っていただけることはないので。
ーー上西さんは「ちょいコワ団」(上西、泉、塩月が出演するちょい怖なショートムービー)で最近は一緒ですよね(※1)。
上西:あーのんは、短い時間でも演技が上手なのが分かるんです。最近は舞台(『真夏の夜の夢』)に出ていたので、これから選抜でさらに活動の幅が広がって、いろんな人にあーのんの良さが伝わっていくんじゃないかなと思います。