カニエ・ウェスト、キム・カーダシアン＆ピート・デヴィッドソン破局報道に言及　泥沼化するバトルのこれまで

　ラッパーのYeことカニエ・ウェストが、元妻 キム・カーダシアンとその恋人ピート・デヴィッドソンの破局報道についてInstagramで言及し、話題となった。

　キムとピートの破局が報じられたのは現地時間8月5日のことだ。これまでもピートやキムに対して執拗な嫌がらせを続けてきたカニエは、現地時間8日にアメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」の一面風に加工した画像をInstagramに投稿。そこには「スキート・デヴィッドソンが死亡。享年28歳」と書かれていたが、この“スキート”とはスラングで信用できない、好感が持てないという意味がある。カニエはあえてピートをスキートと表現しており、今までもピートを呼ぶときにこの呼称を使っていた。なお、この投稿は数時間後に削除されたようだ。

　キムとカニエ、そしてピートを巻き込んだバトルは今やすっかり泥沼化している。この件はこれまでに何度も世間を騒がせてきたが、中でも大きな問題となったのはカニエがザ・ゲームと共にリリースしたシングル「Eazy」のMVで、ピートにまつわる残虐な描写を盛り込み、それをSNSなどで発信したことだろう。「Eazy」のMVは実写とクレイアニメーションで作られており、その中でカニエは実写以外に全身黒の衣装を着たクレイの人形としても登場している。MVの前半部分では人形のカニエがバイクでピートの元に向かうと、彼の頭に布を被せて誘拐する。その後には実写のカニエがピートの人形と思われる生首を持って登場し歌唱する様子も収められており、かなり過激な内容となっていた。加えてこの楽曲では、ピートを名指しで揶揄するようなラップも含まれている。

　こうしたカニエの執拗な嫌がらせに耐えかねたピートが今年の4月からトラウマ治療を受けていることを米メディア・Peopleが報じた。キムとの破局の原因について関係者は多忙でスケジュールが合わなかったためと語っていたが、カニエの嫌がらせの数々も別れに関係していることは否めない。

参照：https://www.youtube.com/watch?v=qy7sci2az88
https://people.com/tv/pete-davidson-in-trauma-therapy-due-to-kanye-west-social-media-attacks-source/
https://www.buzzfeednews.com/article/ellendurney/kanye-west-reacted-to-kim-kardashian-and-pete-davidson-split