Sexy Zoneの佐藤勝利が8月1日〜4日まで、ラジオ『Sexy ZoneのQrzone』（文化放送、※以下『Qrzone』）に登場し大きな話題となった。なぜそれが注目を集める話題なのかというと、レギュラー番組でありながら佐藤が出演するのは今年3月以来、およそ5カ月ぶりの「お久しぶり」となるためだ。

　『Qrzone』は、Sexy Zoneがデビューしてまもない2012年4月から始まったグループ初となる冠ラジオ。1日あたり約10分と短いながらも、テレビなどに5人で出演するときとは違った、2人組、3人組でのトークを聞くことができる貴重な場として、ファンの間で愛されている。そして現在は1人ずつの週替り出演が続いており、それぞれの個性をより感じることができる番組に。

　中島健人は“ジャニーズアイドルの申し子”と言わんばかりに、王子様っぷりを発揮。ファンのことを「セクシーラバーズ（略して“セクラバ”とも）」と呼び、コンサートでは「セクラバは神、女神」「マジ、本当にセクシーラバーズ、セクシーサンキュー」とケンティーワールドを全開させ、生き生きとトークする姿がいつも清々しい。

　さらに、日頃は馴れ合わないように見える菊池風磨との関係性について、こっそり本音を教えてくれるのも、この番組ならではかもしれない。菊池から誕生日プレゼントでもらったメガネを密かにコンサートのアンコールで着用していたことを明かすなど、“ふまけん”の絆を感じさせるエピソードにファンを喜ばせたこともあった。

　その菊池はといえば、今ではバラエティ、YouTubeで大活躍中。そのキレのあるトーク力は、この番組でいち早く発揮してきたように思う。メンバーをかわいがるがゆえのイジりを披露したり、『Qrzone』がオンエアされているフロート番組『レコメン！』（文化放送）のパーソナリティを務めるお笑い芸人のオテンキ・のりに遠慮なくぶつかっていったりと、その空気の読めるヤンチャ具合は、現在の『ジャにのちゃんねる』で見せる、先輩のKAT-TUN・中丸雄一との掛け合いなどにもつながっているように感じる。

　対して、弟組である松島聡とマリウス葉は、天然と言われてしまうほど真っ直ぐすぎるピュアなトークで癒やしをくれる。最近では、松島が「身近な人で憧れているのはマネージャーさん」と語ったことも。Sexy Zoneの仕事が増えていくことを誰よりも喜んでくれるマネージャーの存在を「憧れ」と言えるのも松島の素直さゆえ。そして思わず本名を出してしまい、編集で音処理されてしまうところも松島らしさを感じる場面だった。また活動休止中のマリウスも愛想笑いを「イルカ笑い」と呼ぶなど、様々な伝説を残してきた。