昨日12月28日より、12月31日放送の『第72回NHK紅白歌合戦』リハーサルが行われている。本稿では29日の音合わせなどリハーサルおよび会見の模様をお伝えする。

　中丸雄一いわく「トゲは全部抜いてきた」という“今の”KAT-TUNらしい、アットホームな会見となった。写真撮影にてワンポーズを求められると顔を見合わせ、亀梨和也がかわいらしくピース。「えぇ……」と少々、上田竜也が抵抗を見せると、打ち合わせなくガッツポーズがぴたりと揃う。「“ピースだけはするな”ってジャニーさんに言われてきたので」と、撮影中にも亀梨は取材陣を笑わせる。さらにもうワンポーズを求められると小声で相談し「KAT-TUNポーズらしいです」と、指で「K」のポーズを作った3人。聞けば20年ほど前、東京国際フォーラムで初めてやったポーズだといい「当時は反抗期だったので、“ださくね？”って」と、長らく封印したポーズを本日解禁した。少々照れ臭そうにしながらも、「感慨深いな」とメンバーら。意気込みを聞かれた中丸は「ご縁がない番組なのかなと思っていて……」と語りはじめ、亀梨、上田から「言い方な！？」と総ツッコミ。その後も「個人的にですよ？」を繰り返しながら「無理かな……ご縁がないのかな……と……」と続ける中丸に「これ（紅白のマーク）、ドッキリじゃないですよね？」と、ついに亀梨も乗っかる。賑やかに弾むトークに「浮かれてるんです。今日、一番の笑いをとりたいと思って出てきたので」と3人で笑った。

　NHKの番組『ポップジャム』で結成、発表されたグループであり、東京国際フォーラムで初の単独ライブを行ったKAT-TUN。今回、「点と点が線になったような」感覚があるという。リハーサルで、古くから知るNHKのカメラマンが「待ってたぞ！」と声をかけに来てくれたことを嬉しそうに語り「舌打ちはあそこのカメラだからね！」と、しっかり確認してきたそうだ。中丸は「さまざまな事情で….…あ、笑っていいところですからね」と前置きしつつ「僕たちはこれまで、アニバーサリーではあまりお祭り的なことができなかった。そのモヤモヤを少し抱えていたけれど、今年は盛り上げようというスタッフの思いもあってツアーもできましたし、ファンにも会えました」と、充実の1年を振り返った。その締めくくりとなる初出場のステージについて、多くは言えないが、おなじみの特効は出る予定とのこと。また、髪色を変えたことについて上田は「NHKの番組なので、髪を黒くして優等生ぶろうと思いまして」と笑わせた。軽快なトークで笑わせたあと「お騒がせしました」とはけていくと、ステージの端で振り返り、3人そろって深くお辞儀。ファンはもちろん、スタッフも待ちわびたベテランの初出場。アニバーサリーイヤーをしめくくるステージに期待したい。

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