テイラー・スウィフトが『Red』など過去作の再録に至った経緯とは? アーティストと権利の問題をおさらい

 このような経緯で、『Fearless』と『Red』は再録され、「Taylor’s Version(テイラー版)」としてリリースされた。このテイラー・スウィフトと原盤権の問題は、音楽業界のケーススタディとして大きく取り上げられており、アーティストとレーベルの関係性を見直すきっかけにもなっている。オリヴィア・ロドリゴも、テイラー・スウィフトの件がきっかけで、原盤権を所有をめぐってレーベルと交渉したと明かしている。(※3)

 原盤権を所有するために奮闘しているのは、テイラー・スウィフトだけではない。De La Soulも、ついに原盤権を手に入れたと報道されており、カニエ・ウェストも自身が立ち上げたレーベル<GOOD Music>に所属するアーティストに原盤権を50%還元すると明かしていた。(※4)

(※1)https://www.vox.com/culture/2019/7/1/20677241/taylor-swift-scooter-braun-controversy-explained
(※2)https://taylorswift.tumblr.com/post/185958366550/for-years-i-asked-pleaded-for-a-chance-to-own-my
(※3)https://www.insider.com/olivia-rodrigo-owns-master-recordings-taylor-swift-battle-2021-5
(※4)https://hiphopdna.jp/news/12540

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